馬敗れて…

 電車内でもう少し読み進め。
 レース展開を人生に喩えるあたりが、なんかもう超寺山。要約すると「人生の負け組みは追い込み馬好き」 道中は馬群の後方を追走しているだけだけど、直線は一気に他馬をごぼう抜きする、その姿を自分にオーバーラップさせているんだそうだ。ハマテッソとか、シンザン時代の少し後のあまり有名でない馬の名前がゴロゴロ出てくる。成績表だとかと照らし合わせながら読みたいかも。電車内で読むのは向かないなあ。寺山の本によく出てくる馬なら、だいたいどんな馬かわかるんだけど。ミオソチスとか、ニホンピローエースだとか。
 競馬新聞の比較なんかも面白い。