青春時代

 なか卯という「親子丼チェーン」で食事をしていたら、オリコンで週間1位を取った曲が流れた。その曲はよく見るテレビ番組でかかっていたものだけれど、非常にどうでもいいという印象だった。が、しかし、しかしである。そのどうでもいい曲の作詞・作曲・編曲までもが、一方的によく知ってる、っつーかお前5年くらい前に毎日のように見てた奴だろ、という人間だったということを、そのテレビ番組が終わってから知ってビックリしてたんだった。
 よーく注意を向けて聴いてみると、ああああ、確かに奴の作った曲だ、このへんなんてもろあの曲のあの部分だし、始まり方もあれはあれであれなんだとなんだかよくわからない気分になっていた。が、その事実を知ってから一度としてその曲を聴いていなかったのである。んで、先日の「なか卯」である。まあ、連れがいたんで何食わぬ顔して「○○は○○なんだって、今日ニュースで見た」と「曲の流れていた番組」に関係する話をしていた。
 作詞作曲って、小室だとかあのレベルにならないと出てこないからね。たぶん、永遠に自分の歴史の表舞台に返り咲くことはないだろうとは思う。