有馬記念馬券解説その3〜タップダンスシチー〜(ファン投票3位)

ここ約1年半の成績こそパッとしないものの、不良のジャパンカップを猛烈な差で逃げ切ったり、宝塚記念では他馬を寄せ付けずまさに完勝といった走りを見せたり、とにかく成績よりも好走時のパフォーマンスに目を見張るところの多い馬。前走ジャパンカップでの超ハイペース逃げで、この馬の強さを再確認した人も多いはず。ラチ沿いを走ることによりコーナーをスムーズに曲がることができるので、3〜4角でうまいことインを取れるかが勝負の分かれ目。ザッツザプレンティに絡まれてラチを取れなかった03年、凱旋門賞帰りで状態のよくなかった04年に比べて臨戦過程もOK、引退式の日、そして引退レースを悲願の有馬記念制覇で飾ることができるか。
この馬の調教師は「泣きの晶三」こと佐々木晶三。これから一週間のインタビューで、強気なことを言えば消し、弱気になっていたら買い、かもしれないのでスポーツ紙は要チェック。
馬券的には、やはり逃げ馬なので「勝つか惨敗か」という単勝系馬券で勝負したいところ。単勝を買うのは当然として、馬単三連単でも1着付けで狙いたい。ボックスの1角には似合わないけれど、4角まではタップで夢を見て、そのまま決まれば儲けモノ、タップが崩れても他の馬に期待するという2頭軸で楽しむのもいいかも。その際にタップと同じ先行馬を買ってしまうと、一緒につぶれたら楽しめないので注意。