有馬記念馬券解説その13〜オペラシチー〜(ファン投票25位)

どんだけ強いのよ、佐々木晶三厩舎で騎手が佐藤哲三、デビューから三連勝当時、まだ現役なのにタップダンスシチーの再来とか言われていた。勢いに乗っての格上挑戦初重賞朝日CCでは人気を裏切り、菊花賞では最後の最後まで粘るコスモバルクを馬券圏外にブッ飛ばし、悪役キャラかと思えばGII、GIIIあたりで人気に応えるいい奴だったりする。GI挑戦はこれが二回目、日経賞古馬一線級とぶつかるのはこれが初。ディープ向きの馬場に改造されている噂すらあるので、オペラハウス×ブレイヴェストローマンのこの馬にはキツイのかもわからないけれど、京阪杯やメトロポリタンSなんかの馬鹿レースの結果にヘコまず、果敢に挑戦してきたのは、やっぱりこの厩舎怖い。が、中舘なんだよなー。有馬記念が中京千二の中級条件メインレースなら、あるいは。まあ、一応このコースは経験豊富なことだし、ヒシアマゾンで2着あるし。
オペラシチーから馬券を買うとなると、ツメの甘い部分があるだけに、騎手の脚質も考えて「差せない」パターンか。シチー勢ショーゾー厩舎のワンツーだなんてオチも十分考慮に入れつつ、無難にワイドや三連複で勝負するのがオススメ。さすがにこのメンバーに混じっていきなり連や頭は考えづらい。潰れるタップ先輩を尻目に、ぐんぐん引き離すオペラシチーという、いつぞやの有馬記念のような展開も考えられるが、中山二五は日経賞ユキノサンロイヤルトウショウナイトに負けているコースなだけに過信は禁物。