Webシステム開発の現場から

確かに、HTMLってのは最終的にブラウザに表示されればそれでいいじゃん的な空気がある。テーブル五重入れ子で改行にp要素、色づけはbgcolorとかでやれっても見栄えは綺麗につくれる。実際、多くのWebアプリケーションは、デザイナーがデザイン付けした画面に、プログラマーが動きを与えていって、システムがだんだんできていくことが多いんじゃないか。
でもさ、デザイナーって基本的に画面を作ったらおしまいじゃない。上や客なんかの注文を元に、綺麗な画面にHTMLでデザインして、ハイ、プログラマーさんよろしくお願いしますって。でも、この「よろしくおねがいします」のHTMLが、テーブル入れ子でグチャグチャのマークアップだとプログラマーが困るのよ。いや、デザイナーさんのほおむぺえじで今後もマークアップを担当したデザイナーさんがソースコードをいじるならそれでもいいよ、でもさ、そのグチャグチャのHTMLのどこに何のコンテンツがあって、どこをどう変えたらいいのかとかをいじり続けるのって、俺らプログラマーなのよね。マジ、<p></p>で囲めばいいものすらテーブルにぶち込むようなHTML渡されるぐらいなら、デザイン付けした.jpgでも.bmpでも.psdでも渡してもらって、使う画像を添付してもらったほうががどれだけ楽か。
時にはドリィムなんちゃらとかのオーサリングソフトでマークアップされたソースコードをいじることすら要求されるからね。そういうコストのかかり方とかを意識している人がいないと、デザイン会社とかに投げて返ってきたクソなHTMLをプログラマーがうなされながら解析して、という泥沼にハマリかねない。