ディープインパクトは京都専用

エントリのタイトルはインパクトのあるものにしろとプログ講座で教わったので、わざとディープインパクトなものにしてみました。要は殿下も仰せられている通りに、絶対的な能力差の壁というものがあり、それは生涯最高のパフォーマンスを発揮して俺に「こりゃリンカーンに差されるぞ」と言わしめたほどのリンカーン様でも敵わなかったというわけだ。
さて、そのディープインパクト様が圧倒的な能力差にモノを言わせて4角先頭で後続をぶっちぎったという、ハラハラもドキドキもしない「予定調和」のレースだったわけなんだけど、このパフォーマンスされたらハーツクライでも無理だったんじゃないかとは思う。
しかし同時に発見したのは、ディープインパクトの弱点があるとしたら、スローが苦手、という部分じゃないかというところ。苦手だからスローだとダメか、というわけじゃなく、スローペースだと上がりでしか能力の差を出せないから、その分不利になるという感じ。だから、阪神大賞典皐月賞、今回の天皇賞のように「こりゃもう我慢ならん」と武豊が思ったら一気にマクって独走態勢に入れば問題ないんだけれど、同じような上がり脚で勝負できる馬が前にいると、有馬記念のように差を詰めきれず負ける。
ペースを見ながら後方待機して、タイミングを見計らってから大外からスパートしてぶった切るという横綱相撲で勝ちを拾いにいったのが弥生賞以降のディープインパクトの競馬。挑戦者として海外でキングジョージとか走る場合は、結構前につけて勝負するんじゃないかな、というのが今のところの予想なんだが、どんなもんだろうか。