インターリーグ・対ドラゴンズ戦

○マリーンズ2−1ドラゴンズ●
(勝)小林雅英 4勝15S
(敗)山本昌 2勝3敗
職場の付き合いをこなしてきたから、生で見られなかったが、マリーンズの投手陣がすさまじくなってきたな。対するは、4試合連続無失点勝利中とこれまた投手陣が乗ってるドラゴンズ。どう考えても投手戦。
宏之が1回に福留に単打をレフト前に運ばれた以外は完璧な内容でいけば、山本昌はロッテ打線を3回までパーフェクトに。しかし、山本昌は4回に西岡にきれいに打ち返され、今江に西岡のお株を奪うかのような一二塁投手間にぼてっと転がるプッシュバントで無死一二塁のピンチ。福浦がきれいに送り、里崎がライト前に運びマリーンズ先制。今江がタイミングギリギリセーフもブロックを避けて外を回ったらベースに触れず、戻ったところでタッチアウト。
この1点のリードをコバヒロが快投で8回まで3安打ピッチング、冴え渡るフォークでバッタバッタと三振と内野ゴロ内野フライの山を築く。途中お乙か明の好守備も飛び出し、あとは9回表を残すのみ。
しかし、先頭の井端に三塁線を破られ二塁打を打たれると、立浪に簡単に送られ福留には簡単にフォアボール。井端はいいバッター。おやおや宏之さんまで劇場ですかと余裕で見てはいられず、このシーンはさすがに祈るような気持ちで見ていた。ここで、球場にはピッチャー小林、小林雅英の名が告げられる。今年初めて、回の途中からのコバマサ登板。しかも、一死一三塁で1点もやれない場面。対するはタイロン・ウッズ。タイガーじゃないよ、いちいち「T」とか書かなくていいから。
ストレートでカウント有利に進めると、追い込んでから2−2まで粘られる。そしてウッズの打球はセンター前に運ばれ、同点。コバヒロの勝利が消える。コバスコ東京湾に沈めるしかないな、と思ったが、続くアレックスを併殺に仕留め同点止まり。コバマサ初の救援失敗はこんなところで出てきたか。
山本昌には4回の連打以外はパーフェクトに抑えられていて、岩瀬も控えてるし勝てるかよというイメージだったんだが…。
おれたっちのー、ほっこりー、千葉マリンズー、どんなときも、俺たちがついてるっぜー
9回裏、西岡と井端の勝負。ショートゴロを際どいタイミングの内野安打として、続く打者は今江。むしろここでSkinheadかけてもいいだろうぐらいの超勝負場面。ただ、今江得意の併殺されたらチャンステーマの行き先がなくなるんで、さすがに。初球をいきなりウェストされ、西岡が飛び出しそうになるも戻って…?今江が完全に届かない位置の球を強引に振りに行こうとして、バットを止めた。後からの話だと、西岡がサインを無視したらしい。そして、3球目にバントの構えから今江がバスターに切り替えて振りぬいた打球はレフトへ!西岡もスタートを切っていて、ワンバウンドでフェンスに当たったボールの処理にアレックスがもたついてる間に、西岡がホームイン。サヨナラ!サヨナラ!ものっすごい勢いで西岡に突っ込んでくるナイン、そして西岡に突撃されぶっ倒れる今江、さらにサブローと渡辺正人が倒れこみ、もみくちゃになりまくる今江。ヘルメットも宙を舞う。誰かのが脱げて飛んでったんだけど、たぶんネクストバッターズサークルでバット振ってた福浦のだろ、いや、福浦のという設定にしておいてくれ、チビッコの夢が壊れるから。輪から飛び出た今江は歯を傷めたみたいで、痛そうな顔してる。
7連勝、その中でサヨナラ勝ちが3つ、全てでコバマサセーブポイントがついた。っていうかコバマサがチーム最多勝。ハーラー6位、勝率100%かよ。激しい試合だった。永久保存級。