日本競馬界が平和でありますように。

今日は何の日、7月7日、七夕です。
七夕って意外と競馬に関わりが深く、たとえば福島競馬場では今週末に七夕賞が行われる。このレース、単勝1番人気が26連敗したりして、順当にレースが決着しない、つまり皆の願いが叶わずに一部の人の願いのみ叶ってしまうレースとしても有名。恐らく何も考えずに買う人が多く、馬券の期待値は当然良くないものになっていることが予想される枠連7−7で決着したことは過去20年で一度もない。
七夕賞といえば、なんといっても2003年に行われた多数のスーツ着たオッサンがやったアカペラによるファンファーレ。記憶では、確かこの年の七夕賞が、初めての生ファンファーレだったと思う。映像は探したけど見つからなかった。とにかく初めてそれを見た時は度肝を抜かれたね。ファンファーレなのに楽器持ってないオッサンたちが映し出されて「?」に思ってたら、低い声で「パーラッパラッパラッパラッパラ〜」とか歌い出すんだもの。絵面は……だったけど、歌声は綺麗だった。悔しいことに。
七夕賞の他にも、織姫星といえばこと座の一等星・ベガ。ベガといえば、桜花賞オークス牝馬二冠を制し、母としてもアドマイヤベガアドマイヤドンなどを輩出、文句なしの名品である。一方、旦那のほうのアルタイルというと、日本ではブラックアルタイルくらいなもので、競馬文化の中では完全にカカア天下といった感じか。

短冊に願いを

俺の住んでいる東京都は新中野、青梅街道沿いの歩道に、何やら地元の小中学生が願いを書いた笹と短冊があって、そこに書いてある願い事が面白かったからつい撮影してしまった。

「大きなけがになりませんように」
誰かが既に怪我をしてしまっていて、その怪我が大きくなりませんように――。そう読み取れてしまった。これが「大きな病気になりませんように」だと、すんなりと「ああ、大病はしたくないもんなぁ」と思うんだけれど……。
これがサンデーレーシング会員の書いたものだとすると、一大事。既にブエナビスタが怪我で凱旋門賞を断念することは折り込み済みで、その怪我が大きなものになりませんように……、っと、縁起でもないこと言っちゃいけない。

「2016年東京にオリンピック」
山口○×とは署名してあるけれど、明らかにこれは石原都知事の書いたものだろう。もしくは、都知事が憑依して中学生に書かせた。「笹の葉ラプソディ」的に言うと、光の届く2035年くらいまでにはもう一回くらい日本でオリンピックやってるだろうけれど、その頃に都知事がまだ存命してるかどうかはわからないよね。

「世界征服」
また石原都知事直筆の短冊。もしくは、サンデーレーシング会員の書いた短冊。
白地に黒で、世界征服。書きっぷりにも、燃え上がるエモーションを感じさせる。願い、叶うといいね。

「願いごとがかないますように。」
自らの欲望を短冊に記すのではなく、他者の願いが叶うことを願う。素晴らしいことだと思います。

というわけで。