競馬ってのはなんとなくエンドレスエイトっぽいというか、エンドレスエイトが馬名っぽいというか。

檜川彰人.アナ「ヲタは楽し!!破」 | 実況アナ! | 競馬実況web | ラジオNIKKEI
自分は長門の走りのほうが良いと思う派ですが、檜川アナはみくるのほうがお好きなようで。しかも、ジョン・スミスって。
えー、本題。
競馬ってのは、毎週土日になると馬が競馬場の中を同じ方向にグルグル回っていて、しかもほとんど似た体格で毛色も似たようなものだし、競馬場に通ってるファンも同じようなオッサンばっかりで、乗ってる騎手も同じ人ばっかり。レースが終わるとパドックに向かい、馬場入場前にはメインスタンドに陣取り、馬場入場を見終わったら馬券売り場に並び、ファンファーレが鳴ればメインスタンドに戻り、ゲートが開けば回る馬を注視し、最後の直線を馬が走れば大声を出して、ハズレ馬券を破り捨てて、またパドックに戻る。
つの丸が描いてそうな鼻水たらしたオッサンどもは、この何万回と繰り返されるループに気づいているんだろうか。情報統合思念体の対有機生命体ヒューマノイドインターフェースである俺は、ループしてることに気づいているもんね。その内、サンデーサイレンスの子供が勝ったパターンが2742回、武豊がGI競走でスタート直後に落馬したパターンが2回。
同じ場所を回り続ける競馬に未来はあるのか?そもそも未来なんて必要なのか。今日も浦和とか高知とか、美浦栗東でもお馬さんはコースをグルグル回り続ける。その光景は止まることがない、終わることのないエンドレスエイト。終わらなくてもいいじゃん、未来なんてなくていいじゃん、作画もアフレコも律儀にやって毎回微妙に違うエンドレスエイトを、同じと思っても見るたび違う競馬を、死ぬまでループで楽しみ続けるのもいいかな、と。二代目エルコンドルパサーとか、サクラローレルかと思ったらクラローレルだったり。
本家はループを抜けてしまったけど、競馬ファンはいまだにバターになりそうな勢いでループを繰り返している。競馬場を回る馬がバターになるのか、その周りを回る馬券オヤジがバターになるのか。社台RHの勝負服なんかは、札幌競馬場とかを多頭出しで走ってると本当にバターになりそうな感じがする。
1日12回も同じことを繰り返し、それを年間50週、JRAの歴史は50年、サラブレッドの歴史はダーレーアラビアンから数えると300年、競馬ってのは遠目から見ると、同じことの繰り返しで不毛なことをやっているんじゃないのか、とさえ思うことがある。永遠に抜けられない失敗シーケンスを繰り返し、例え馬券で小当たりをしたところで、このエンドレスエイトはそんなんじゃ抜けられない。「このレースで高目ブチ当てれば」などという、クソな妄想でループを抜けられそうなデジャヴュ感じても、結局は誰からかかってきたのか知っているような着信がある。
キョンくんでんわー」