競馬雑誌と競馬新聞、その他競馬メディアの購読変遷だとか

昨日のアナグラムネタについたブコメを読んでいたら、殿下が

馬なりハロン劇場」と「穴グラム」を眺めるためだけに競馬報知を立ち読みしていたピチピチなヤング競馬ファンだった時代が、俺にもあったのだよ。

と書かれていたのを見て、小学生だか中学生の、本当にまだ競馬にハマりたての頃に、近所の今で言うところのコンビニに「ファンファーレ」こと「競馬報知」が必ず1冊入荷されていたのを思い出してニヤリとしてしまった。「穴グラム」はモヤっと記憶にあるようなないような、しかし必ず立ち読みで「馬なりハロン劇場」を読んでいたのは覚えている。
そんなことを思い出してみたら、「あれ、昔『くりげ』って雑誌なかったっけ」と気になって少し調べてみたら、やっぱりあった。確か、サラブレの劣化版みたいな感じのやつで、より低年齢向けに作られていたと思った。ろくに読んでいないので覚えていないが。
どんな雑誌があったっけ?とか、どんな雑誌読んでたっけ?と思い返していると、だんだん自分の読んできた競馬メディアの変遷をまとめてみたくなってきた。結構迷走しながら、色々読んでる。
中学生くらいのころは、ほぼ毎日父親がサンケイスポーツ夕刊フジを買ってきていたので、夕食を食べ終わった後とかにニュースステーション横目に競馬欄を見ていた。「止まり木ブルース」はフィクションだって理解していなかったあの頃。月曜か火曜の夜に、週刊競馬ブックも買ってきていたので、それもパラパラとめくって色々読んでいた。ちなみに、処分されていなければ父親の大レース馬柱コレクションがまだ実家の本棚に残っているはず。
この頃はまだまだ競馬に青い妄想を抱いていて、ダビスタ記事に釣られて競馬王買って馬券までデータ理論派になったり、サンケイスポーツ佐藤洋一郎の記事を鵜呑みにしてオカルト予想にハマったり、夕刊フジの競馬欄の少し前にある野球ゴシップ記事がとても新鮮だったりした。この時期に競馬新聞を買う際は一馬、これも清水成駿ファンだった父親の影響。
週刊競馬雑誌はブックという環境で育ったため、高校時代のクラスメイトが毎週買ってたGallopを読むと結構な違和感があった。恐らく、あのサイズで縦に並んだ馬柱がダメだったんだと思う。というわけで、うまいことGallop派とブック派と住み分けられてクラスに二種類あるから便利、みたいなことになっていたと思う。
週刊誌は競馬ブック、当日朝買うのはサンケイスポーツってのは、別に中身がどうとかってよりも紙面を見慣れてるから見やすいだけ、かな。その流れで、高校生くらいから競馬新聞もエイトを選ぶようになってきた。その頃から、競馬王からサラブレにシフトしてよく立ち読みしていたと思う。ダビスタの記事ってよりも、ますざぶとかネタ記事目当てに。このあたりから、ギャンブル・スポーツとしての競馬だけじゃなくて、競馬馬・競馬関係者ネタを楽しむための競馬道楽が始まってきた。
大学生時代は、とにかく競馬ブック東スポが中心だった。東スポは前日から馬柱が載ってて、あの値段であのボリュームは魅力的だった。柱を見てパドック見て調教も見て、予想精度の一番高かった時期かな。そこそこの割合で勝ててた。月刊誌はほとんど読んでなかったと思う。ただし、寺山修司の競馬に関する著作をあらかた読破したのもこの時期。こうして、徐々に内向きな競馬観が形成されていく。
働き始めてからは、月刊誌は優駿にシフト。DVDも付録で付くようになったし、読んで見ると意外と一番しっくりきた。純粋な情報収集はネットで済ますようになってからは、週刊誌やスポーツ紙をほとんど買わなくなった。あんなにサンスポと東スポを買っていたのに……。
ということで、現在定期的にお金を払って見ている競馬メディアは優駿だけ、ということになるかな。それと、馬券買う日は必要に応じて朝刊スポーツ紙か、現地で競馬新聞。
しかし、こないだ久しぶりにサラブレ立ち読みしてみたら、意外と硬い雑誌になっててビックリした。いつの間にあの緩い雰囲気が一掃されたんだ?