G1で1着同着の珍しさより横山典弘騎手の喜び方が印象に残ったオークス
第71回オークスは、蝦名正義騎手騎乗のアパパネと横山典弘騎手騎乗のサンテミリオンが、中央G1史上*1初の1着同着となり、既に各所で話題となっている。
BSの競馬中継では検量室をずっと映し続けていて、着順掲示板に同着の文字が出る少し前から「どうやら同着」らしいという雰囲気が映し出されていたようだった。同着とわかった瞬間からの横山典弘騎手の無邪気な喜びようが、1着同着すげえ!ってのよりも印象づいてしまった。
以下、YouTubeにアップロードされた動画のキャプチャでその様子を追ってみる
人でごった返す検量室の中。「あ、マサヨシみっけ!」と言わんばかりの表情
両手を上げて満面の笑みで蝦名騎手に走り寄る横山典弘騎手
画像に一緒に映っているのは、アプリコットフィズの四位洋文騎手と小島太調教師。
検量室を後にし、束の間の一人の時間。「いやー、こんなことってあるんだなー」とでも思っているかのように、首をかしげる
着順掲示板に「同着」と表示される
勝利騎手インタビューは肩を組んで。首のあたりをガッシリとつかむ横山典弘騎手に対し、肩のところにちょこんと手を置くだけの蛯名正義騎手
インタビュー中にもベタベタと蛯名正義騎手を触る
満面の笑みで抱きつこうとする横山典弘騎手、身構える蛯名正義騎手
横山典弘、ノリノリである
あれだけ無邪気に喜ぶ横山典弘騎手を見ると、素直に「良かったなあ」と思えるね。関東のベテラン2人の騎手で、俺が競馬始めてからずっとずっと見てきてる2人だったってのも、同着がより一層嬉しくなった理由だと思う。今まで、エイシンワシントンとフラワーパークの1cm、スペシャルウィークとグラスワンダーの4cm、ビービーガルダンとローレルゲレイロの1cm、そういった「同着にしてやれよ」と言いたくなるような着差を見ているからこそってのもあるだろうね。
「前例ができたから基準が甘くなる」という意見も目にするけれど、俺は今後も今まで通り1cmの差でもどっちかに軍配を上げるんじゃないかと思う。いかにG1の1着同着がめんどくさいか、今回は主催者が一番思い知ったと思うからw
最後に。はい、そこ、次は後藤と吉田で1着同着が見てみたいとか言わない。