とある競馬クラスタの血統議論
やや見ている景色に偏りはあるかもだけれど、可能な限りまとめてみました。一応話題別、時系列は前後する部分あります。
yuta0210 | 1.そもそもサラブレッドの種としての限界なんて、とっくの昔に限界に近づいているわけで、ここ100年くらいの伸びってのは、単に育成技術だったり、調教技術の進歩によるものが主であって、意図的な配合理論で「前世代よりも強い馬」を作れてるわけじゃないんじゃないの | link | |
yuta0210 | 2.ある程度限界まで近づいた生産の中で今競ってるのは基本的には「よりその国の競馬にフィットする適性を持った馬」をどれだけ効率的に生産するかということであって、全般的に能力を向上させることなんて出来てないのではないか | link | |
yuta0210 | 3.つまり雑駁さがあったがゆえに資質の固定によって種の革新が行えていた時代の配合理論というものは既に過去の遺物であって、現在の馬産に使えるものはかなり限定的なのではないだろうか。今求められているのは如何に親の資質を潰さずに生産が行えるのかということ。 | link | |
yuta0210 | 4.ノーザンダンサーなりミスタープロスペクターなりサンデーサイレンス?なりを意図的に生み出せる配合理論が成立していない以上、これまでの配合理論は無効。今求められるのは親の資質をどうグレードダウンさせずに残すかであって、また各地域の競馬へのフィット率をあげること | link | |
yuta0210 | 5.圧倒的に影響するのは「ある適性」を強く持った馬を作ることを考えると、単純にそういう適性を走りで見せたベストトゥベスト以上に有効な配合理論はないのではないか。もしくはレースで求められる資質が相対化されていることを意識した上で配合理論は考えないといけないんでないの | link | |
yuta0210 | 6.というわけで、ぼんやりとした疑問はサイアーオブサイアーを生み出す配合理論と、とりあえず目下のところで「走る馬」を生み出す配合理論ってのは全然別物になるのではないだろうか | link | |
yuta0210 | 7.ホームランを打つための配合理論は存在しない、内野ゴロを転がす配合理論は存在する。頑張れば一塁方向に転がすか、三塁方向に転がすか、ピッチャー前に転がすかくらいは操作できる | link | |
Mahal | そもそも相馬観なんてのは「競走馬になれそうもない馬をフィルタするためのもの」であって、馬体観察のノウハウ幾らためたところで「強い馬」を選ぶことなんて出来ないんじゃないの? | link | |
Mahal | @yuta0210 多分、軽種馬という文脈で有害な遺伝子の除去はかなり進んでいると思うが(=他種と交雑しても競馬のルールを変えない限り「より良質な」遺伝子は取り込めない)、移動の自由と生産頭数の増大で、ある種の雑駁化の罠も同時に広がってる悪寒。 | link | |
Mahal | @yuta0210 半分同意。その上で、ある国の生産にフィットされた形質を固定化する中で、それを疑似雑種強勢的に他国の馬産で開花させる、みたいな手法もあり。ドイツ血統が何か妙に持て囃されるのは、その辺りの要素が絡んでると思われ。 | link | |
yuta0210 | @Mahal これについても特にその通りだと思います。意図的にそういう雑駁さを組み込んで先細りを防ぐというのは一つ有効なリスク回避策ではないかという感覚はします。 | link | |
Mahal | @yuta0210 それに加えるなら、2代3代で「伸びる」牝系をデザインする、みたいなのが重要かな、と。基本的に血統表は下から作るモノなんで。 | link | |
Mahal | @yuta0210 個人的には、ケン・マクリーンの「アルファベットスープから文字を作る」という表現が一番しっくり来ている。両方から文字を掬ってくる際に、どの文字が入ってるかの何となくの見当は配合論で見立てられるが、1文字1文字を人為的にピック出来ないのが、現在のルール。 | link | |
Mahal | @Mahal ×文字を作る→○文章を作る | link | |
mitty331 | 個人的な考えだと突き詰めた話、その歴史的名馬と言うか名馬の中の名馬を配合論血統論だけでだけで作れるとは思えないけど、日本で重賞勝ったりG1勝ったりする程度なら意図的に作るって事は可能だと思う。まぁ、もちろん確率が上がるって程度の話だけど。 | link | |
mitty331 | で、大事なのはノウハウを蓄積すればそれを再生産可能な部分が大きいという点じゃないかな。 | link | |
mitty331 | まぁ、ベストトゥベストが一番って言われると現状僕には論破出来ないわけなんだけどw | link | |
yuta0210 | というようなことを、ふと思ったのですが、まあ何がしたかったかというと、血統派の人はこのへんをどういう風に捉えて、自分の配合理論と折り合いつけてるのかなーと思っただけ。いや何を持って好配合と断ずるかなんて「何となくよさそう」以上にはない気がするのよね | link | |
Mahal | @yuta0210 競走に必要な配合と、種牡馬に必要な配合は、必ずしも一致しないと思う。自分の知る範囲で、そこそこ血統やってる人でそういう理解の人も結構多い。 | link | |
Mahal | @yuta0210 さっき、「その国ごとに必要な資質」みたいな話したよね?競馬のルールは確かに国ごとに異なり、それがダーウィン的な自然選択の条件となっている。さて、ある国のベストは違う国のベストなのかな? | link | |
yuta0210 | つまり一番疑問なのは「サンデー鉄板パターンのAlmahmoud のクロスにトニービンのHornbeam でNearco/Hyperionのニックを強化といった感じ?」なんてこないだスペ基地が書いてたけど、全然意味がわかりませんでしたってことでした。 | link | |
mitty331 | 結局、俺の恥ずかしいpost晒しか。。。。。今週のスペ基地じゃないか!! | link | |
yuta0210 | @Mahal そのへんの雑駁さをどう導入するかと言うことでアルゼンチン血統とかドイツ血統とかを入れようとしてるんだろうなーとは思いますね。 | link | |
yuta0210 | 伸びる牝系とか、種牡馬向け配合と競争向け配合の違いは、どう人為的にわけられるかは気になりますね。個人的には前者はアウトブリード中心、後者はインブリード中心になるんじゃないかと勝手に思ってるのですが | link | |
yuta0210 | @sayajir これは後ろのツイートで補足してるんですけど、19世紀くらいまでは逆だったと思います。20世紀に入ってひっくり返ったりしてもよいんじゃないかと。 | link | |
sayajir | @yuta0210 遺伝学の基本則なので、限定された状況以外でひっくり返ることはないでしょう。 | link | |
yuta0210 | @sayajir えーと種牡馬向け配合がインブリード優位というのは、ヒット狙いの種牡馬作りの確率を挙げる話なのか、化け物級についても通用する話なんですかね? | link | |
sayajir | @yuta0210 両方です。打率も飛距離も上げますね。ただ、飛距離は他の要素を除いた検定が難しいので定性的・部分的な影響を認める程度になるでしょう。 | link | |
yuta0210 | @sayajir SSとかノーザンダンサーなりミスタープロスペクターなりになると、配合論的効果はぶっちゃけわかりませんっていうのは言い過ぎ? | link | |
sayajir | @yuta0210 その3頭もそこまで絶対的な存在ではないですねぇ。そういった相対化が可能である点が、配合論の存在意義のひとつです。 | link | |
Mahal | イヌとかは、多産だし生産サイクルも早いので、自然交配(と書いて「まぐわひ」と読む)でも凄くドラスティックに改良できるんですけどね。 | link | |
yuta0210 | @Mahal もちっと追記すると過去においてはインブリードで資質を固定することが種牡馬としての強みになりえたけど、最近はならないのではないかと。 | link | |
yuta0210 | @Mahal ちょっと答えになってるのかわからないのですが、SSが真のサイアーオブサイアーになるためには、ある程度「SSとしての資質」を多少の劣化でキープした上で、違うルールの競馬で花開く産駒が必要だったのではないかと。 | link | |
kohi_k2 | ノーザンFの人と話をしていたときに聞いた「馬はまず皆何かしらの問題点を抱えている。それを人の手で矯正できたり、問題点がトラブルとして現れなかった馬が最終的には結果を残せるので、そのために全力を尽くす」なんて話が非常に印象に残っている | link | |
yuta0210 | @Mahal つらつらそんなことを考えてると、これだけ馬の大陸間移動が当たり前になったとはいえ、極めて労働集約的な馬場作りをしていて競馬場が均一化しつつある日本で勝負を強いられるSS系が日本を飛び出す日はこなそうだなとボンヤリと思ったり。 | link | |
Allez_France | @yuta0210 海外遠征ではなく、血の放出的な?<SS系が日本を飛び出す日 | link | |
yuta0210 | @Allez_France そそ | link | |
Mahal | @yuta0210 逆に、サンデー系で行けるところまでインブリード重ねることで何か出てくるといいのにね、とは思う。 | link | |
yuta0210 | @Mahal あんまり書こうとしたこと書かないでくださいw 書く予定だったもの→「で、まあ可能性があるとしたら、SSのクロスであえてサンデーの再現を目指してしまう道なんだろうかと思ったり。」 | link | |
Mahal | ハクチカラなんかは、第2次大戦である程度輸入がストップした中で、現代的に言うところの○父として成功し、Round Tableを破った。 | link | |
Mahal | @yuta0210 過日のオフで、@Nebbiolo1974師が「サラブレッドはもっとインブリードされていい」的な話をされてましたね。 | link | |
yuta0210 | @Mahal ただ売り物としてサラブレッドとしてリスクが高くなりすぎる(と思われている)から、やりたがらないんじゃないかと。 | link | |
aeolic_guardian | これに関しては前も言いましたが意図的に避けられているんて論文がございます。 RT @yuta0210: @Mahal ただ売り物としてサラブレッドとしてリスクが高くなりすぎる(と思われている)から、やりたがらないんじゃないかと。 | link | |
Mahal | @aeolic_guardian これはでも、生まれた時代が新しいGodolphin Arabianが有利になりやすいネタ、ではないでしたっけ? | link | |
pippineat | @yuta0210 @Mahal サンデーサイレンスの強みってそこにあったんじゃないかな。大体何を種付けしても「うわぁこれちょっとインブリードやばくね?」ってことにならないから、「今サンデーってのが凄いらしいよ」「よしぼくの最強牝馬に種付けして最強場を作る!」を実行できた、と。 | link | |
Mahal | イヌとか結構近親配合多い気はするけど、近親配合でアホになる的な偏見って生産者の間にどのくらいあるのかしらん? | link | |
yuta0210 | あとなんだっけなー。日中に見たダンス関連で、話広げようと思ったのだけど、何書きたかった忘れてしまったw | link | |
yuta0210 | たぶんダンスが失敗と言われているのは、「売りとなる資質」が現代の日本競馬では限定的にしか通用しない部分だった&ベースアップされたSSパワーは2世がガンガン種牡馬入りした中で優位性が薄れたからとか書こうと思った気もするけど、これ当たり前すぎるよなあ | link |
katuryoku | 前にも書いた気がするが、特定の理論を信奉して成功の理由を多面的な面から見ない輩が目立つのが血統懐疑論の根っこ。もしくは血統に対する期待が高すぎることもあるか | link | |
sweep611 | @katuryoku こないだトゥギャられてた血統話TLで衝撃を受けたのもそれです。何々の血が入ってるから駄馬だ、いや何々のクロスの名馬だ、みたいなの。この人たちにとって走っているのは血統表でしかないんだろうか、と。 | link | |
Mahal | @sweep611 サラブレッドの進化なんて、各種の人力による品種改良と比べても、本来非常に緩い タイプものではあるんですけどね。 | link | |
sweep611 | 一つのファクターについて突き詰めるときに、他の物を排除して語るのは当たり前だし、きっと本来はそれだけで判じてるわけではないんだろうけども。なんだかその馬に関わってきた数多の関係者に対してあまりにも失礼なんじゃないかと感じてしまってモヤモヤと・・・ | link | |
pippineat | @sweep611 個人的には「たった1レースに自分の血統理論を賭けたんかい!」の一言でした。メジロブライト−シルクジャスティスに6000万円を賭けるのより凄いギャンブルをやってるんじゃね?とさえ思います。 | link | |
katuryoku | @sweep611 アメリカにしてもAWが出来たり、日本にしてもコース改修や馬場改良で競馬のルールが変化しているのに、何年か前の血統論でどこまで分かるの?という疑問は自分にもあります | link | |
Mahal | @pippineat アレは、ある種の昭和博徒列伝的な何かというか。 | link | |
pippineat | @Mahal @sweep611 で、そこまでギャンブラーになり切れない僕は「いや1頭の馬が負けたからって自分の理論の負けを認めるなよ」と思っちゃうんです。結果ロンされたけどさっきの局面の六切りは正しかった、くらいに思ってないとやってらんねーよなーと。 | link |
Allez_France | んー、なんか血統表を見てクロスがどうたらこうたら言うのと、実際やっている人達が考えていることは別物なんじゃないかと思うんだけど。 | link | |
sayajir | @Allez_France ”クロスがどうたらこうたら”言う人もいますし、そうは言わないけれど結果的に同じことを言ってる人もいますし、まったく意識していない人もいますね。 | link | |
Allez_France | @sayajir 言葉が少なくてすいません。配合論が全てインブリードが前提になっているとはけして思ってはいませんけど、結果から考察するのが配合論(血統論)、ある牝馬に対してのどんな形であれベストな配合を考えるのが生産者側の配合論と思っています。それが某氏はごちゃ混ぜと思いまして。 | link | |
sayajir | @Allez_France なるほど。"ある牝馬に対しての…ベストな配合"に、"次代以降、仮にその血が残ると仮定した場合の考察"や"先代以前に行われてきた累代配合の評価"が含まれるのであれば完全に同意です。 | link | |
Allez_France | @sayajir となると、当たり前ですけど、あちら側とこちら側の配合なり血統の論理は別物ですよね。 | link | |
sayajir | @Allez_France そうではないです。血統表を評価するメソードが、懐の深い生産者や馬主に受容されて配合論として機能する、という架橋を繰り返してきたので。再生産を意識しない血統論であれば別物ですが、拙はそちら側には余り興味がなく。 | link | |
Allez_France | @sayajir こちら側があちら側に取り込まれてきたのだと。アドバイザー的な存在としてですかね。しかし、程度はどうあれ重なる部分があるということだけのようにしか思えませんけれども。 | link |
pippineat | ゴルトンの法則もドサージュ理論も考えたのは偉いと思うんです。ただ、間違っていたら後世の人が訂正しなきゃね。今まであなたが使っていた理論が全部嘘でした!というのはこんな感じで受け入れがたいけれど→ http://www.aadayo.com/aa/asciiart4356.html | link | |
Mahal | @pippineat ブルース・ロウのファミリーナンバーのように、「ねーよwwww」と一時期思われてたのが、突然ミトコンドリア遺伝という亡霊として墓から這い上がってくる、なんてことも(笑) | link | |
pippineat | @Mahal ファミリーナンバーは面白いですよねえ。これについては「血統表の"最初のほう"に間違いが見つかって、かつ正解が分かったとき、ジェネラルスタッドブックを書き換える勇気があるか」ということに興味があります。 | link | |
reveryelektra | @pippineat それは9号族ですでに見つかっています。9-b、9-cに関してmtDNAが12号族と共通というエメライン・ヒルらの論文が出ています。9-cって大族かつ重要なんでどうするんだろうなあとは思ってますけど | link | |
sayajir | その論文を中島御大が誤読してまたすごいことになってたなぁ(笑)。RT: @reveryelektra: @pippineat それは9号族ですでに見つかっています。9-b、9-cに関してmtDNAが12号族と共通というエメライン・ヒルらの論文が出ています。... | link | |
pippineat | @sayajir @reveryelektra @Mahal そこで牝馬に名前すら付いてないのが致命的なんでしょうねえ。間違ってるのは分かったけど正しく直すのも無理、ではあまり意味ないし。 | link | |
reveryelektra | @sayajir @pippineat 該当論文中に間違ったのはここだろうというのは出ていましたね。mtDNAの解析精度が極めて高ければ科学的見地からも正しく改めることも可能かと思います | link | |
pippineat | @reveryelektra @sayajir それが特定されれば面白いですねえ。そこから「歴史的な書物を直すとは何事!」みたいな論争が展開されたら、それはそれで楽しむことにしましょうw | link |
Mahal | サンデー系とか、南アフリカ辺りで長続きしてくれんかしらん。 | link | |
Allez_France | @Mahal アドマイヤメインに期待ですね。 | link | |
yuta0210 | @Mahal 各国の資質の話でもあるんですけど、結局のところ「別のルールで揉まれる」ってのが、1頭の異常体を一つの父系にまで育てる前提なのかなあというのは思いますね。 | link | |
Mahal | @yuta0210 あとは、サンデーみたいに「本来自分の優位でないルールの中で成功する反逆児」的な事例かな。 | link | |
Mahal | そういう意味では、Barbaroとか、痛すぎる損失かも知れん。 | link | |
yuta0210 | @Mahal だがしかし日本競馬だと競馬場の均一性故に必要以上に成功してしまった感があったり | link | |
yuta0210 | @ないから忘れてた。その通りで相馬はリスク軽減のためのものだと思っております。 QT @Mahal: そもそも相馬観なんてのは「競走馬になれそうもない馬をフィルタするためのもの」であって、馬体観察のノウハウ幾らためたところで「強い馬」を選ぶことなんて出来ないんじゃないの? | link |
Southend | 同意。であるので、「教養として」レトリックを勉強したいという気持ちはある。:最高のレトリック: まったり血統派の茶飲み話 http://bit.ly/cbL48c | link | |
reveryelektra | 関わる人間を読み取りたいという部分に極めて同意。 QT @Southend 同意。であるので、「教養として」レトリックを勉強したいという気持ちはある。:最高のレトリック: まったり血統派の茶飲み話 http://bit.ly/cbL48c | link |
yuta0210 | 前回石を投げ込んだときのメインテーマは現在巷にあふれる血統論は絵空事感を感じるが、果たして実際の生産、及び昨今の遺伝学等々に耐えうるような血統論はあるのか?あるのだったら知りたい&どのへんの書物に当たればいいの? | link | |
yuta0210 | んでもって、今日のは「種の革新」がどん詰まりつつある現代において、過去から続く血統論はまだ耐えうるのか。今必要なのはボンヤリとしたサラブレッドのバージョンアップを目指すのではなく、あくまで「その国にフィットしない馬を出さない」配合論になるのではないか。その辺の変化ってのはあるのか | link | |
yuta0210 | あとは、そのような時代においては「血統論」の影響力は薄まりがちになり、せいぜいアウトブリード主体にリスクを避けるレベル、良い種牡馬と繁殖そろえて、実際に産駒良く出るような配合をトライアンドエラーしていく方向にしか進まないのではないか | link | |
yuta0210 | そんな認識がガチ血統派にはあったりするのかなあというのがテーマでした。 | link | |
reveryelektra | @yuta0210 その血統世界認識なら、インブリードを避ける理由がありますかね?アウトブリードだからリスクが小さいというのが分からない。尤も私のようにインブリードのリスクを軽視どころか無視気味なのも問題はあるでしょうけど。 | link | |
yuta0210 | そこでさっき@Mahalとか@sayajirの言うような極めて商業的になった競馬生産サイクルの中でリスク獲れる生産者がいるのか QT @aeolic_guardian: @yuta0210 僕の考えだと逆にフィットした競走馬を再生産する為に近交が必要になってくると思うのですが。 | link | |
yuta0210 | 卑近にいえば「他所のルール」で枝が開ける展開すら与えられないであろうSSなんか関しては、このままではそれこそ強烈なインブリードで無理矢理向こう側へ渡るしかないとないと思うのだけど、それには日本経済の崩壊が必要だとかでっでいう | link | |
aeolic_guardian | @yuta0210 だから金持ちが必要だという結論にw 少なくとも中小じゃ無理です。繁殖が一頭不受胎になるだけでも大損害なんですから。 | link |
mitty331 | クロスがリスクって言われてるところもかなり違和感ある。生まれるまではリスクだけど生まれた仔が健康にでたらクロスの悪い部分は出てなくてその仔が種になったときは問題ないと思ってるんだけどこれは間違いなのかな?? | link | |
mitty331 | 僕は重ねることにそこまでネガティブなイメージ無いんだけど。。。 | link | |
aeolic_guardian | @mitty331 あってる。っつーかそれは選抜淘汰をくぐり抜けたって話に。 | link | |
reveryelektra | @mitty331 その通りだと思います。その判断の主要な部分が競馬場で下されているという認識です | link | |
yuta0210 | @mitty331 経済動物としてのリスクってことだと理解している | link | |
mitty331 | そしたら確かに商品としてはリスクあるけど、昨今言われてるサンデー飽和ってそこまで問題じゃない気がするけどあくまで競走馬のレベル的な問題で。 | link | |
yuta0210 | @mitty331 別に日本国内で細々とやる分には問題ないかと。サイアーオブサイアーにはなれんだろうけどねという理解。 | link | |
mitty331 | 僕は基本的に○○のクロスが良いみたいなのはちょっと懐疑的。この配合の妙は○○のクロスならわかるけど。 | link | |
mitty331 | @yuta0210 細々やってたら時代がこっちに流れてくる可能性もあるとは思うけど。 | link | |
yuta0210 | インブリードって基本的には有益な資質の固定を目指して行うモノだと認識しているのだけど、これって変わりゆく時代の流れにどれだけ対抗できるのかなあという思いはある。結局4代5代あたりになっちゃうと、競馬の質そのものが変わっちゃったりするよね? | link | |
yuta0210 | ともすると、さっきの殿下の出した例えじゃないけど、アルファベットのスープを掬う際に拾いたい文字がいっぱいありそうな部分を掬うよりも、文字見ないで実際味わってみて美味しいところを狙い撃ちして掬いまくったほうが効率良いんじゃないのという思いもあったり。 | link | |
yuta0210 | ここで書いた「スタミナ的なもの」って例えばミトコンドリア的なアレで牝馬のクロスやら何やらで優位性を保てるかも知れないけど、じゃあ瞬発力なり、ダッシュ力なりというものは多彩な理由で成り立ってるのにインブリードで端的に固定できるのか http://bit.ly/cOjX20 | link | |
sayajir | @yuta0210 瞬発力こそ、この四半世紀の日本競馬で最も大きく改良された点だと思いますよ。主にサンデーサイレンスの存在によってですが。 | link | |
reveryelektra | @yuta0210 インブリードというのはある一つの形質を固定するのではなくて、その多彩な形質の組み合わせをパッケージとして次に繋いでいく要素があると考えています。 | link | |
reveryelektra | あとmtDNAの遺伝は完全にボトムラインのみに依存するので、牝馬クロスとミトコンドリアを絡めて語るのは間違い。そこにファミリーナンバーの一つの価値がある。 | link | |
reveryelektra | といっても私はファミナンも直父系もまずラベリング目的で使うのだけど。 | link | |
yuta0210 | @reveryelektra だとしても、実際パッケージの中身みないでインストールして使ってみて良さそうな奴を手当たり次第に買ってみるほうが優位性ありそうなと思ったり。 | link | |
yuta0210 | @reveryelektra これって、牝馬のクロスで欲しいmtDNAを引っ張り出す確率をあげるなーんてことは出来ません。という理解でよいですか? | link | |
reveryelektra | @yuta0210 その通りです。ただし、mtDNAには電子伝達系やATPに絡む主要な酵素がコードされていますが、それはスタミナの一要素で、すべてではないということも言及しておきます | link | |
aeolic_guardian | @reveryelektra 競走能力に関する遺伝子ではmtDNAが最も重要で寄与率が3パーセントって論文をどっかで見た気がするんですが、御存知ありませんか? | link | |
reveryelektra | @aeolic_guardian 原論文の所在は分かりません。その辺の話は孫引きかもっとあとの記事をかつて読んだレベルですね | link | |
aeolic_guardian | @mitty331 一応、卒論絡みだったんで・・・>mtDNA | link | |
reveryelektra | @aeolic_guardian 私より絶対に詳しいと思われるので、あとの解説はお任せします。…オレが触ったのは16Srだもんw それだって系統解析やったわけじゃないしー | link | |
yuta0210 | @reveryelektra 全てではないというの理解しております。そもそも個体の呼吸器系の作りとかも関わってくるでしょうし | link | |
Southend | インブリードについては、一言で言えば「強調の意図」と把握してる。例えばドリジャの小ささとタフさはノーザンテーストの3×4に由来している、とか言われてたらなんとなく納得できる気になる。ただ、その小ささやタフさはステイゴールドの特徴なんだよとざっくり言われたほうがより納得できるかも。 | link |
mitty331 | 今度は馬体見て走る形分かるとかオカルト過ぎるだろwwwオナニー乙wwwって煽ってボコボコにされてやろう。 | link | |
Southend | つーか、いまだに誰かに教えて欲しいぐらいなので勉強のためにああいうエントリを上げた感じ。あそこからどう実地に生かしていくかなんだけれど……。 | link | |
Allez_France | なるほど。 @Southend さんのエントリがはてぶで28って、そりゃこれは行く。分かりやすい。 | link | |
Southend | @Allez_France も少しエビデンス面とか、踏み込んだ個人的見解まで書きたかったんですけど、自分がそのレベルになく単なるまとめに。差し障りの少ない出資馬写真だけである程度説明できたのはよかったかなと思いますがw | link | |
mitty331 | @Southend 気になるのは一口を離れて考えての馬体論。一口とPOで選び方に違いはでますか?? | link | |
Southend | @mitty331 本当は違いをつけないといけないと思います。具体的には、仕上がりが遅そう(緩い)なのは避けないと話にならない。あと、やっぱり純粋に出来だけで選べる(高額馬・良血馬をコスト面で避けなくていい)というのは大きいかなと。 | link | |
mitty331 | @Southend 高額馬・良血馬が選べるならやっぱりそっちのが馬体的に選びやすく見えますか?? | link | |
Southend | @mitty331 ていうか、総合的な「扱われ方の違い」というのが大きいかなと。なんだかんだ「人為」はでかいですよ。 | link | |
mitty331 | 仕上がりに関しては血統見た方が見易いし精度高いと思うけどなぁー | link | |
Southend | ハーツクライ産駒が夏競馬から出足絶好調な今日この頃、血統派の皆様におかれましてはこれを予測されてましたでしょうか、的な疑問はあり。 RT @mitty331: 仕上がりに関しては血統見た方が見易いし精度高いと思うけどなぁー | link | |
mitty331 | @Southend バラードソングなんかモロHaloクロスでいかにもPO向きかと。Buckpasser、Blushing Groom 持ってるのも早さを見るのに分かり易い。 | link | |
mitty331 | まぁ、ハーツクライの真打ちは米血セットより違うアプローチから出るような気はしてるけど。 | link | |
mitty331 | まぁ、Haloクロス狙うなら米血セットは意識した方がいい。 | link | |
Southend | @mitty331 その辺のクロスや血が早熟性を担保するというエビデンスはあるんですかね? | link | |
Southend | @mitty331 初見でした。うーん、これをもってエビデンスと認めるのには非常に抵抗がありますね。 | link | |
Southend | 例えばネオユニ産駒でHaloの3×3もしくは3×4を持ってる馬のデビュー時機を調べると、2歳9月・10月・11月、3歳2月・4月(見落としはあるかも)。そもそも分母が5頭じゃ話にならないとはいえ、そこになんらかの有意差を認めろという方が難しい。 | link | |
Southend | @mitty331 うーん、そもそも「原材料」の1〜4はなにを基準に選んでいるのかからまずわからないのでどうしようもないですねー。 | link | |
Southend | TARGETでインブリード検索とか出来るんなら、徹底的にデータ出してやろうと思ったのに、残念。 | link | |
mitty331 | 簡単言えば北米で後世に影響を残すほど種馬として成功した種基本に相似な血統構成を持つ馬を重ねてアメリカらしい早さと速さを伝えるアプローチだと思う。で、この理論のいいところ分かり易いところと、とにかく見つけづらい相似な血統構成を同士の疑似クロス簡単に拾えるところかなぁとは思う。 | link | |
mitty331 | もちろんすべてが正しいわけではないと思うが、非常に実用的というか網のかけ方としては悪くないと思う。特にやたら数の多いサンデー系の産駒をざっと見分ける程度には有用かと。 | link |
aeolic_guardian | 馬体派から見たミスパスカリとかラパルースベイとかどうなんじゃろ?某雑誌でクロフネが偉大なのは馬格もさることながら積んでるエンジンも一流だからで、弟妹には馬格はそっくりでもそのエンジンが無いって書いてて納得したことがある。 | link | |
Southend | @aeolic_guardian ブエナビスタとアーデルハイト、ということなら、明らかにタイプは違いますけどねぇ。クラブ馬のように同時期の馬体写真を比較する機会がないとなかなか判断しづらいところですが、馬体の見た目に出ない要素も大きいだろうというのは同意です。 | link | |
aeolic_guardian | @Southend どちらも用法、用量を守って正しくお使い下さいってのがいいと思うのですが、それで全てを説明しようとする人が出てくるとトンデモになっちゃうのかなあと。 | link | |
Southend | @aeolic_guardian 同意ですが、そこからさらに一歩踏み込むなら、馬体からだと「これは絶対無理だろ」「これは故障しやすいはず」みたいなマイナス面での評価は結構な精度を持ちうると思います(プラス面の評価は難しい面も)。そこは大きな違いかなと。 | link | |
aeolic_guardian | @Southend 逆に血統は物差しの目盛りが大きい分、馬券とかに使うよりは生産者がこういう方向性の馬を作りたいってのに向いてるんかなあと。 | link | |
Southend | @aeolic_guardian 方向性を定める、つまりは「意図」というニュアンスで語るならとてもよく理解できます。 | link |
ふう。
基本的に俺用にまとめたんだけれど、正直リング外の人にとっては「全然まとまってねーよ」って話ですよね。
というわけで、餅つき参加者の方々にはブログなどでの感想戦を期待したいところです。