2010年度JRA賞における最優秀短距離馬部門のブエナビスタへの投票について

報知新聞レース部競馬担当記者の椎名竜大さんが、JRA賞で最優秀短距離馬部門にブエナビスタを投票したことについてちょっと先週モメてましたね。個人的には、ブエナビスタは短距離馬じゃないという言い分も、JRA賞で短距離として規定しているマイルのG1勝ったんだからブエナビスタを短距離馬として扱っていいだろ、という言い分もどっちもわかる。実際、勝ち鞍だけで言えば秋の天皇賞とマイルのG1を勝ってるという点でダイワメジャーと一致していて、ダイワメジャー投票権を持った記者がこぞって短距離馬部門に投票して最優秀短距離馬に選ばれている。それについては「どうしてダイワメジャーに投票したのか」と論われることもなかったようだし。しかし、今年のブエナビスタは「どうしてブエナビスタに投票したんですか?」と言われるような事態となってしまった。
そもそも、この椎名竜大さんのJRA賞の最優秀短距離馬部門への投票は、実は毎年ブレていないことが過去の投票者内訳からもわかる。
2008年はウオッカ(安田記念、秋の天皇賞)に投票→53票
2009年カンパニー(秋の天皇賞、マイルチャンピオンシップ)に投票→13票
今年も"短距離"のG1を2勝した馬はおらず、他のカテゴリでもG1を獲ってる馬はブエナビスタしかいなかった。じゃあ、ダイワメジャーも最優秀短距離馬に選ばれたんだからブエナビスタだろとブエナビスタに投票したら――まさかの単独指名。たぶん、椎名さんも「俺だけかよw」とか投票結果を見て驚いたんじゃないかなと想像してしまう。いや、真相はわからないけど。
JRA賞の投票について、その内容について今更どうこう言うつもりはないけれど、JRA批判に結びつけちゃうのだけはアレかなーと思ってわいわいやってみたけれど、イヤ意外と一本筋の通った投票をする人なんだなあと少し思った。彼はきっとダイワメジャーにも投票したんだろうなあと。