ノーザンファーム天栄が10日競馬をするようになって(少なくともキャロットとサンデーRでは)結果が出ているというお話
キャロットが馬主の関東馬の動向を会員ページのコメントで見ていると、ノーザンファーム天栄から美浦トレセンに入ってからルール上最短の10日でレースに使う、いわゆる10日競馬をする馬が増えている気がしたので数字を取ってみた。当初はレース数だけ比べて「数を使うために天栄側で10日競馬を主導するようになった」という結果が出るものかと思っていたら、意外な(?)結果が出てしまった。
以下のデータはTARGET調べ、キャロットクラブとサンデーレーシングの美浦所属馬で堀宣行厩舎以外の馬の成績を、ダービーからダービーまで区切りで集計すると2016年ダービーシーズンはどちらも飛躍的に上昇が見られている。
ダービー区切りにしたのは今の時期に集計する都合上、堀宣行厩舎の成績を除外しているのは堀厩舎は天栄じゃなくてしがらきを外厩として使っているから。2〜3歳馬だけではなく、古馬・障害も含めた全レース。
とりあえず3年分だけ出しているんだけれど、かなりわかりやすい結果が出た。
2014ダービーシーズン(2013/05/27〜2014/06/01)
キャロット | 422戦 | 36勝 | 8.5% |
サンデー | 466戦 | 42勝 | 9.0% |
2015ダービーシーズン(2014/06/02〜2015/05/31)
キャロット | 394戦 | 43勝 | 10.9% |
サンデー | 462戦 | 44勝 | 9.5% |
2016ダービーシーズン(2015/06/01〜2015/06/29)
キャロット | 427戦 | 57勝 | 13.2% |
サンデー | 422戦 | 60勝 | 14.2% |
驚いたのはレース数よりも勝率・勝利数だ。サンデー・キャロットともに明確に上向いていることがわかる。馬の質が急激に良くなったとはちょっと考えづらく、ここまで成績が向上しているということは、少なくとも育成・外厩の質は向上してると言えてしまいそう。今ちょうど天栄不信なので言いたくないんだけれど、何か明確に施策をしているのであれば、それは成功していると言わねばならない。なんてことだ……。
そういうわけで、社台サンデーの2015年産募集の時期ですね。結果が出ている天栄を使う予定のサンデー関東馬(堀厩舎以外)に皆さん出資してみてはいかがでしょうか。キャロットの募集もあと3ヶ月もすればやってきますね。関東馬(堀厩舎以外)、関東馬(堀厩舎以外)ですよ皆さん。
現場からは以上です。