ヤマニンアラバスタの不可解な乗り替わり(後編)

 ヤマニンアラバスタの乗り替わりが発表された瞬間から、ヨシトミ大先生とアラバスタを管理する星野師の関係に変化が見られた。それまで大先生をほとんど乗せていなかった星野師が、突如として発表された当週とその次の週で大先生を合計で4回乗せているのである。
 どういう交渉があったのか。大先生をGIに乗せるかわりに、他の馬にも何度か乗ってもらうという契約にでもなったのか。真実を知る術は皆無に等しいが、しかし明確な変化があったことは確かだ。その変化をどう妄想するか、そういう部分も非常に面白い。
 だから、ナリタセンチュリーが大先生に乗り替わりというニュースに対しても、大レースで結果の出せないのだから乗り替わりも仕方がない。ならなぜ大先生か?ぶっちゃけ、適任は藤沢師とのつながりも深い小牧太だと自分も思う。だがしかし、小牧よりも大先生を選ぶ理由があったのだと思う。小牧よりも大先生を選んだほうが得だと思わせる、何かが。