ディープインパクトは予定調和だが

さて、日本ダービーが終わったら「次のダービー」に向けての準備は万端だな、お前ら。といっても、2006年の第73回日本ダービーでもなければ、大井の東京ダービージャパンダートダービーでもない。毎年ダービーの翌週に行われている「安田記念(俺ダービー)」のことだ。なんで手前が勝手に設定しているダービーに準備しなきゃなんねえんだってか?いやいや、黙って聞いとくれよ。遡るはちょうど3年前、2002年の日本ダービーの日。タニノギムレットを破ってNHKマイル制覇のテレグノシス、皐月はドン詰まりで逃したが新潟のレコードホルダーで「ダービーに最も近いレース」弥生賞を勝ったバランスオブゲーム、超のつくほど良血でデビューから期待されていたものの寸でのところで出走権を逃したローエングリン。当時からこの3頭は愛してやまない馬たちだった。結局、3頭ともダービーでは掲示板にすら載れないんだけれど、なんかこの関東馬3頭がダービーの翌週に集まって怨念のこもった残念ダービーを続けているように思えてならない。まあ、残念ダービーってのはネタだけれども、02クラシック世代の「3歳秋以降GIIまでの重賞は勝てどもGIではあと一歩までのトライアル関東馬たち」が同窓会のように集う安田記念。この3頭はいつまで現役なのだろうか。