これであなたもタイム厨
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（書評）これであなたも競馬通！（たこの感想文）
一番最後に、時計を基準にした評価が出てくる辺り、私なんかは、「柏木氏らしいなぁ…」とニヤッっとしてしまったのだが。
最も興味を持ったのは、サラブレッドの血筋についてです。純血の象徴と思っていたサラブレッドが雑種の典型であること。時代を築いた種馬の系統も、三代までで消えていくこと。毛色がメンデルの法則で遺伝すること。
こんなものかな。意外と少なかった。
内容的には、競馬をギャンブル以外の側面から捉える部分が非常に多い。大川慶次郎みたいにドラマティックな人生を送っているわけではないので*1、人生を振り返るといった内容はない。
世界の１頭あたりの賞金水準ランキングで日本は香港より下だったんだけど、香港ってシャティンとハッピーバレーの２場しかないから、そりゃ全体の賞金水準じゃ負けるよな、と思った。だって、日本の賞金水準は地方競馬、佐賀とか高知とか岩手もひっくるめてだもんね。
さて、野元の本も買いたいんだけれど、高いんだよなぁ・・・。柏木は非常に安かったんだけれど。
*1:柏木の人生を知っているわけではないが
