喪に服しすぎ

http://www.nikkansports.com/ns/baseball/f-bb-tp0-051215-0045.html
仰木彬カントク死去。
最近の俺は喪に服しすぎだな。オリックスにも近鉄にも、特に思い入れがあるわけではない。去年の騒動からも、今年の前半くらいまでは物凄く印象悪かった。
でも、彼の手腕は知っていたし、今年はマリンスタジアムに足を運ぶたびに歌藤、香月、菊地原、加藤大輔、大久保ってな具合に継投されて黙らされてきた。本当に満身創痍で、シーズン終了からたったの二ヶ月で息を引取ってしまうほどだったんだと、今日になってようやく気づかされた。テレビのインタビューに答えるたびに、サングラスと痩せこけた顔を見せた。「本当に、今にも死んでしまいそう」と、申し訳ないけれど笑い話にもしていた。本当に今年のうちに死んでしまうとは、夢にも思っていなかったから。ピッチャー菊地原事件も、大いに笑った。でも、彼はそれほどまでに身を削りながら新生オリックスの監督をつとめていた。
誰かが言った。
合併球団オリックスバファローズの印象はヤッパリ悪い。その悪役球団の監督を、体が持つとは思っていないのに、イメージの良い自分が引き受けることで、悪化を食い止めたんじゃないかって。
癌と戦いながら、年間136試合、北は北海道から南は福岡まで、千葉にさいたま、神戸に宮城。地方球場も回って、先発に苦しみ怒涛の継投、打っては谷&村松がアレで…。最後まで大好きな野球に人生を捧げることができて、本望だったんじゃないだろうか。俺みたいな若造が、よく知らないのに口を出すようなことじゃないと思うけれど、とりあえず今年1年、バレンタインVS仰木の対決はマリンスタジアムで何度もブチのめされた。(見にいったオリックス戦1勝3敗、ケビンVS俊介のカードで負けたときは言葉が出なかった)
最後までお疲れ様でした、そして楽しい1年をありがとう。