パ公式戦・対ホークス戦結果
○マリーンズ６−４ホークス●
（勝）藤田宗一 １勝１敗
（Ｓ）小林雅英 １勝１０Ｓ
（負）馬原孝浩 ３敗８Ｓ
とにかく凄まじいゲームだった。初回、お約束のバーン炎上。連打を食らって１点を失ったあと、松中のゴロで三本間に挟まれたランナーがタッチアウトになった瞬間に、タッチした西岡が一塁めがけて走り出して一塁に投げ飛び出していた松中を挟む。これで松中アウトかと思いきや、何を思ったかそれを見て二塁から三塁を狙おうとしたカブレラが今度は二三塁間で挟まれタッチアウト。これで流れはマリーンズかと思いきや、その直後にバーンがズレータにレフトスタンドにぶち込まれ０−３。
こりゃもうバーンは長老ポジションかなと思いきや、２回の表。そこから「日曜から別人フランコ」と同じく復調気配の今江が打ってつなぐ。満塁から西岡がレフト前にポテンヒット打って１点返したのに、塀内が走塁ミスして２点目が入る前にアウトとなり、今江のホームインは無効に。１−３。
ここから、バーンが松田以外に対して好投を開始。本当に立ち上がりだけ悪い投手だな。
３回表。橋本が貫禄の、の後に、福浦が松田を狙いゲッツー阻止して橋本が進塁。っていうかもう少しでセーフ。これに対し、里崎が貫禄の２三振目。そしてここでまた、フランコが振ってライト前、橋本が全力疾走でホームイン、１点返して２−３。
ここからしばらくこう着状態。５回裏、松田に三塁打を打たれるフランコ大松ベニーという外野守備陣。的場のセンター方向のいい当たりが前に落ちそうだったんだけど、大松がナイスキャッチで犠牲フライに留める。２−４。更に大村にヒットを打たれ、川粼を二ゴロに打ち取ったと思ったら、なぜか塀内がもたつき宗リンセーフ。徐々に実況板でも「塀内は浦和行き」「外野よりむしろセカンドが穴」という声が…。結局その後はバーンがキッチリ無失点に抑えているからよかったものの。
５回まで105球も投げた新垣さんが降板し、６回から吉武がマウンドに。ついにホークス中継ぎ陣がキタキタキタキタｷﾀ――(ﾟ∀ﾟ)――!!!! 渚ちゃんは打たれてたけど、やっぱり怖い。いきなり吉武を今江が捕らえて、逆転いくぞ！というところから、塀内西岡橋本で３連続空振三振。お、お前ら。「塀内は福岡から浦和まで自転車で直帰」
そして運命の７回。ホークスは吉武に代えて左腕の篠原を投入。先頭打者の福浦がまたも松田狙いで今日２本目のヒットを、内野安打で。篠原はワンポイントだったらしく、ホークスは藤岡を投入してここで里崎が本日４三振目。フランコが振らずにフォアボールで出塁して一二塁。今日はいい振らん子。ベニーがライトにいい当たりもダメで、今日当たっていない大松のところでホークスは三瀬を投入。ここで、辻かと思いきや代打の一番手はパスクチ。制球の定まらない三瀬が簡単に歩かせ、今日３安打の今江に打席が回る。
パスクチの代走にサブロー、手拍子＋ロッテ！から、
きた キタ 禿頭 喜多 疾走 ｷﾀ――(ﾟ∀ﾟ)――!!!! SkinheadRunnin'
レッツゴー！イ・マ・エ！
今江の打球は三遊間に転がり、そして、ぬ、ぬ抜毛ﾀ――(ﾟ∀ﾟ)――!!!!福浦が乗り移ったかのような抜け方！二塁ランナーも生還し４−４の同点！なおも二死一三塁の場面で、塀内に代打堀幸一。一気に畳み掛けるところですよ、レフトスタンドも疲れてないでレッツゴォォオォ！コーイチィ！堀さんは粘ってフォアを選んで、西岡まで延々流れ続けるスキンヘッド。凄まじいテンションの７回の攻撃だったんだけど、西岡は打った瞬間それとわかる、勢いのないライトフライ。しかし、これは更なる激戦の９回への伏線でしかないのだ。
７回裏。まさかのケビン続投。松田にまたもカモられ、的場に犠打を与えたところで大村から藤田にスイッチ。大村を打ち取り、今シーズン初めての宗リン対決を宗一のほうが勝利する。プレーオフ３戦ではサヨナラ打たれてるのに、よくやった。
８回表。続投の三瀬に、橋本に代打辻、もダメだった。そして今日も絶好調の福浦さん。三度松田狙いで、今度は強襲でもたつく間に１塁セーフ！が、記録はサードのエラー。むう。一死一塁で、里崎が４番として最低限の仕事。併殺を打たずに今日５つ目の三振。そして、なぜか今日絶好調のフランコさんが、今度は振ってチャンスを広げる、もベニーが奮わず攻守交替。
８回裏はカブレラ・松中・ズレータの場面で、薮田にスイッチせず藤田続投。やっぱりまだあまりピリッとしないのかな。規定によりDHの里崎は捕手に入れないので、橋本への代打辻がそのままマスク。クリンナップを見事に三凡に抑えて、激闘の９回表へ突入するのであった。
ホークスはピッチャーを三瀬から守護神馬原にスイッチ。ここで抑えれば絶好調の小林雅英ではなく違う投手が出てくる可能性が高いのと、他に信頼できる投手がいなかったのもあるだろう。あと、サブロー→今江→堀と右が続くし。
馬原はサブローを簡単に追い込むも、３球目のバウンドの高い当たりが二遊間を抜けセンターへ。無死一塁。続く今江がバントを試みたりするものの失敗し、ヒッティングから打った打球はフワリと上がり二塁手本間が懸命に追うもセンター前に落ちる。これで今江は今日５打数５安打。ここで次の堀さんが力なく浅目のレフトフライを打ち上げるんだけれど、なんとカブレラの緩い送球の隙を突き二塁走者サブローがタッチアップで三塁へ、一塁走者の今江も二塁へ進む。結果的に堀さんのレフトフライが生きることに。一死二三塁。
１点もやれないホークスは、タイムリーを打っているスイッチヒッターの西岡を敬遠し、塁を埋めて右打者の辻勝負。一死満塁。ここで、本日２回目の、２回目のSkinheadRunnin'が「ファイティン！」の後に発動。レッツゴー！つーじ！しかし辻の打球は力なくショートへ転がり、前進守備のバックホーム体勢だった川粼が本塁送球で封殺、一塁へは的場がボールをこぼしたため送球できず。ボールをこぼした件についてボビーから軽く抗議があり、一息。二死満塁。
打者は千両役者の月間ＭＶＰ男・福浦和也。
ファイティン！ファイティン！ファイティン！のあとに、あのドラムのリズム。きた。
ドンドドンドドンドドンLet'sGo！
キタ。
ドンドドンドドンドドンLet'sGo！
勝負の場面。
馬原の投球は、初球以外はすべて150km台。フォークボールは後ろにそらす危険性がある、１点もやれない。
オーオー、ふっくうら！
福浦も、粘る。
ストライク性の球はすべて打ち返し、カットし、馬原渾身のストレートの前に一歩も引かない。
Let'sGo！ふっくうら！
そして馬原のインコースへ投じた７球目ストレートは、福浦のバットに捉えられセンター方向へ飛ぶ。ニ遊間川粼と本間の頭上を越え、センターの前に、、、、
落ちたっ
三塁走者今江がホームイン、一気に二塁走者西岡もホームインし、６−４と勝ち越し。ついにリードを奪った瞬間だった。
その後、里崎の打席で「俺たちの誇り」が流れる。どんな時も、俺たちがついてるぜ。んで里崎が一二塁間を破るヒットを放ち、なんとか６三振は回避。２ストライクまで追い込まれてたんだが。フランコに代わり守備についてた大塚明の、一旦は入ったかと思う静止を見せたライト線ギリギリのファウルとかあったけど、明さんは結局馬原スライダーに斬られて空振り三振。
９回裏はヤフードームの劇場王、小林雅英が先頭打者の柴原に左中間まっぷたつにカチ割られたりするんだけれど、その後はいつもどおりピシャリと締める。永久保存版級の試合乙。
見てるほうも疲れた、記事書くのも疲れた！だけどいい試合だった。だからマリーンズ×ホークス戦はやめられない。
