眠気と涙

人間の精神っていうのは、本当に色々アレなんだなと思った一日。母親に毒を盛った高校生の話を読んでそう思った。読売新聞のディープインパクト3冠こどもニュースみたいなほのぼのしたものもあれば、少女のblogのように黒い闇に包まれているものもある。
なんていうか、俺は生きてるものも生きていないものも、何にでも感情移入し大事にしてしまう傾向がある。なんだか物にはすべて魂が宿っているような考えが奥底にあり、自分の感情の移ったものは捨てられないし、それを手の届くところにおいておくことで精神の安定を得ることができる。
事件の少女は全く逆で、魂あるものの魂を破壊しそれを観察することによって精神の安定を得ていたのだろう。ここでも俺は「価値観の相違」という言葉で逃げるわけだけど、やっぱりそういう「破壊」によって精神を安定させるのは寂しいと思う。
かけがえのない家族、と思うのは勝手な考え方なんだろう。幸い、というかなんというか、殺してやりたい、殴ってやりたい、と思うような対象に巡り合えていない。