三冠批判すると怒り出す人いるけどさ

そりゃ俺だって伝統を重んじるっていう考え方はわかるし、嫌いじゃないよ。でも、やっぱり皐月賞・ダービーを勝つような、それも圧倒的な能力差を見せ付けて勝つようなお馬さんが、伝統だとか三冠だとかという言葉に縛られて、秋にもう一度、ステップレースを踏んだ上で負けられない仕上げで同世代と戦わなきゃいけないのはもったいないって思うのよ。確かに批判っちゃ批判だけれど、なんていうの、前向きな批判、そう思いたい。
強い馬の活躍を、もっとレベルの高い舞台で見たいという純粋な意見がも無視しないでほしい。「またチャンスがあるんだから、でも三冠は生涯一度しかない」のかもしれないけれど、ディープインパクトだって競走馬生命は限られているし、そのわずかな生命を三冠にかけるべきか否かは、本来どっちだっていいはずだ。それを、明らかに自分が正論で「ディープインパクト菊花賞に向かって当然だった」という物言いはカチンとくる。少なくとも、凱旋門賞制覇という可能性をほぼ全否定することにもつながるわけだから。