2015-2016 POG指名馬雑感、前半戦レビュー(合計13485ポイント)

BS-POG-1(2015-2016) - americanboss

勝ち上がり7頭、内新馬勝ち5頭と1勝目は順調に行くものの、11月くらいまではどうにも2勝目が遠そうな情勢。そこからラニがダートの500万特別圧勝し、年末のホープフルSハートレーが強い勝ち方をして1位折り返しとなった。牡馬牝馬のG1勝ちをしたメジャーエンブレムリオンディーズ共に指名者がおらず、朝日杯2着のエアスピネルも誰も取っていないため、後はダービーでロードクエストサトノダイヤモンド・プロディガルサンあたりとのアトサキ次第で総合優勝も十分狙える楽しみな2016年シーズンとなりそう。

1位 リライアブルエース 0ポイント(牡/父ディープインパクト 母ゴールデンドックエー)

プロディガルサン(ラヴズオンリーミー)やサトノダイヤモンド(マルペンサ)を堂々と見送って一本釣りした本馬であるが、脚部不安で恐らくPOGシーズンはまともに走れることができないっぽい。まあ、ホームラン狙いの1位指名なだけに「まともに走れればダービー級」を振り抜くスタイルにならざるをえないので多少は仕方ない部分もあるし、一応自分基準で脚元に問題なさそうだと思って1位突撃した馬なだけに正直頭を抱えた。一口やっててもこの「無事にデビューまでたどり着くのが当たり前に見えていかに難しいか」にぶつかっているだけに、もう「そういうこともある」と割り切るしかないわけでございまして。ただ、リライアブルエースの件だけで自分の「馬を選ぶ基準」を変えようとは思わないし、クラシックシーズンはダメでも脚元が良くなればリライアブルエースはちゃんと「走る馬」になってくれると信じているわけで。来年も似たような馬を1位に持って来ようと思う。
しかし、……、マルペンサだったか……。

2位 シンハライト 700ポイント(牝/父ディープインパクト 母シンハリーズ)

狙いより少しデビューが遅くなり、デビュー戦で強い勝ち方をした後に再調整で次は1回京都の紅梅Sへ。デビュー勝ちした瞬間に2歳女王もらったくらいの気持ちでいたものの、「馬は難しい」は1位リライアブルエースと同じ。順調にレース使うのがいかに大変なことか……。なんとか桜花賞まで駒を進められれば、ディープ牝馬だし十分にワンチャンあるはず。飼葉食おう、シンハライト

3位 ハートレー 7200ポイント(牡/父ディープインパクト 母ウィキッドリーパーフェクト)

デビュー戦をムーアで楽勝して、ホープフルSロードクエスト・バティスティーニに続く3番人気とクラシックシーズンもわりと戦えるのではくらいにグリーンチャンネルで返し馬を見ていたら、あまりのデキの良さにビビってしまった。

レースでもまさにディープインパクト皐月賞のような内容で、直線で必死に追いすがるロードクエストを更に引き離して完封。ピックアップ時点ではここまで強いというイメージはなく、自分の中でのディープ牡馬を選ぶ基準に合致していたからリストに「入っている」程度の印象だったんだけれど、もっと低い順位でも取れるはずの関東のディープ牡馬をわざわざ3位で指名しているので、当時もそれなりに「欲しかった」ことは確かなのだろうw

4位 カイザーバル 1100ポイント(牝/父エンパイアメーカー 母ダンスインザムード

良血とは言えエンパイアメーカー牝馬をこの指名順なんだけれど、デビュー戦を圧勝してアルテミスSで2番人気7着、その後自己条件の白菊賞で2着、まだまだ桜花賞狙える位置にいる。白菊賞はJCの真裏だったけれど、次走ちゃんと騎手確保すれば確勝だと思うのでクラシック戦線には乗ってくるはず。

5位 シークプレジャー 0ポイント(牝/父マンハッタンカフェ 母ワールドリープレジャー)

調教中の骨盤骨折が原因で亡くなってしまったそうで、デビュー早そうなら大丈夫だと思って指名したものの、やはり大型馬はリスクが高いということを思い知らされることに。Game On Dudeの妹なので繁殖としても期待できる馬だっただけに残念でならない。

6位 マツリダバッハ 950ポイント(牡/父ディープインパクト 母ムーンレディ)

中山芝千八の新馬戦をまあまあの内容で勝ち上がり、続く自己条件を5着→4着と着実には稼いでくれている。千葉サラで1億8千万の馬が走らなかったらマズいでしょう理論で良く見ずに指名したものの、楽しませてはくれている。果たしてクラシック路線には乗れるのか、頑張ってくれ社台ファーム

7位 ラニ 1810ポイント(牡/父Tapit 母Heavenly Romance)

芝のデビュー戦で足の遅さがハッキリしてスパっと見切ってダートに転向。ダートの未勝利戦で初戦はスタートから全然進んで行かずに勢いがついた時には勝負が決していて2着まで、未勝利2戦目はなんとか行き脚がついて圧勝。勝ち上がった翌週に連闘でカトレア賞に出走、芝スタートの東京ダート千六で外枠から全然行き脚がつかず、ダートコースに入ってから前を追い上げてコーナーで強引にマクっていって最後まで止まらずここも完勝。これで全日本二歳優駿や!と思ったものの、何と出走馬決定順はJC週の賞金加算では動かないみたいで出走は叶わず。
ヒヤシンスSからドバイのUAEダービーを目指すとのことで、去年のゴールデンバローズよろしく頑張ってほしい。せっかくのTapitなんだからチマチマとオープンで稼ぐなんてマネしないでドカンとドバイ行っちゃったほうが良いでしょう。UAEダービー勝ったら*1次はケンタッキーダービー

8位 ストロングファルコ 170ポイント(牡/父キングカメハメハ 母アスペンリーフ)

デビュー戦から3戦連続5着。赤本で「おっ良血の薄いキンカメだしリリーバレーだし取ってみるか!」と思って引いてみたら、デビュー戦434kgで出てきてしまった。ち、小さいだけだったの……。脚は使えているのでダービーまでに未勝利戦の順番は回ってきそうではあるものの、上に行ったら厳しそう。

9位 マカヒキ 700ポイント(牡/ディープインパクト 母ウィキウィキ)

秋華賞当日の芝千八の新馬戦でえげつない末脚を披露して圧勝も、レース後鼻出血で立て直しへ。若駒Sで復帰予定とのことで、早くもサトノダイヤモンドとの対決となりそう。鼻出血はクセになると大変だけど、まともなら十分やれるポテンシャルは感じるので何とか持ちこたえてクラシックに間に合って欲しい。

10位 ナイトインブラック 855ポイント(牡/ローエングリン 母ステレオタイプ

函館デビューで3着、秋の東京の未勝利戦を2つ目で勝ち上がって、全兄ロゴタイプが頭角を現したベゴニア賞では前と大きく離される5着に終わっている。兄とは違いワンペース気味なところがあるので、千四で何とかファルコンSあたりで勝負になってくれると良いのだが……。

総評

ハートレーが強そうなのでこのまま優勝するぞ! シンハライト桜花賞勝っちゃおう!
ハートレーホープフルS勝利で、これで一昨年のトーセンスターダムきさらぎ賞)、昨年のリアルスティール共同通信杯)に続いて上位指名のディープ牡馬で3年連続期間内のクラシック路線重賞勝利を達成。ディープ牡馬は見えている……はず。牝馬路線はシンハライトとカイザーバル、ダート&ドバイ路線はラニ、短距離は(一応)ナイトインブラックがいるので、各路線とも楽しみなシーズン後半戦となりそう。

*1:南半球産馬には勝てない