有馬記念馬券解説その2〜ゼンノロブロイ〜(ファン投票2位)

昨年の秋の天皇賞ジャパンカップ有馬記念の3連勝で、一躍現役最強の座に躍り出た藤澤和雄厩舎・サンデーサイレンス産駒のエリートホース。GI三連勝の以前からも非常に安定した成績を残し、2回の4着以外は一度も馬券圏外から外れていない。初の古馬対戦という不安要素のあるのディープインパクトに比べ、連複系馬券の軸にするならナンバーワン。
騎手はアメリカの豪腕ケント・デザーモ、信頼のできる男。同厩舎のコイントスが出走予定で、ペースメーカーを任せて勝負はこの馬、という展開も考えられる。
この馬から買うならば、ディープインパクトを蹴飛ばしての馬単1着付けという無理はしないほうが良さげ。それなりの人気サイドで、打倒ディープの大将と思われていることからも、頭での馬券はかなり売れると思われる。去年の秋は怒涛の連勝だったけれども、今年は取りこぼししかなく、騎手も3着男となってしまったデザーモであることから、ディープ1着、ロブロイを3着付けで三連単2着流し勝負というのも面白いかも。現実的にはディープとロブロイの馬複一点というところだけれど「ディープ飛ぶ!」な勘が働いたら、手広く流して高配当を狙うのも。ボックスで買うなら1角には加えておきたい、安定感が魅力の馬。
また、藤澤厩舎スターホースの年末引退レースと言えば、タイキシャトルシンボリクリスエスを思い浮かべる人も多いはず。鬼仕上げをしてきたシンボリクリスエスと、デビュー以来最高馬体重で出てきたタイキシャトル。当日の気配でゼンノロブロイの取捨を決めるのもいいかもしれないけれど、中山で観戦する人は窓口が異常に混むことが予想されるため、馬券の購入はお早めに。