旧道楽精神を爆発させて目黒競馬場跡をGoogleストビュー上で追ってみる

新旧ダービー馬対決再び、ウオッカとディープスカイが宝塚記念で激突。 | Narinari.com
ダービー馬は何年たってもダービー馬なわけで、新旧対決というのは「新旧女傑対決」みたいに交代が生じるもののほうがしっくりくる。1996年*1ヒシアマゾンVSダンスパートナーエリザベス女王杯だとかならば、新旧女傑対決と表現しても違和感はないだろう。だが、そもそもヒシアマゾンは「旧エリザベス女王杯」の勝ち馬なので、この場合「新旧エリザベス女王杯馬対決」と表現したほうが更にしっくりくるのではないかと思う。さらにそもそも、今のエリザベス女王はどちらかというと新エリザベス女王なわけで、「新旧新エリザベス女王杯馬対決」と書いたほうが新旧表現的にはスッキリするのかと書いてみたところで、わけがわからなくなってきて、結局この対決の時点でまだダンスパートナーは「新エリザベス女王杯馬」にはなってないので、「新旧エリザベス女王杯馬対決」ではないことに気づく。惜しい。
ダービー馬の話に戻すと、感覚的にはメリーナイスやウイナーズサークルくらいになれば旧ダービー馬といえなくもないかもしれないなとは思うのは、やはり馬連が発売される前の出走馬が20頭も30頭もいたダービーと、馬連発売後のフルゲート18頭で行われる現代ダービーでは違うもの、という感覚があるからだろうか。今や「ダービーポジション」なんて単語も死語と化してしまったことだし。
というわけで、やっぱりウオッカを「旧ダービー馬」と表現するのは何か違う気がする。ブコメにも書いたけれども、新旧の文脈だけでいうと新ダービー馬はロジユニヴァースなわけだし、ウオッカを旧ダービー馬とするなら、ディープスカイもまた旧ダービー馬なのだ。つまりは宝塚記念は「旧旧ダービー馬対決」であり、なにやら故きを温ねても新しくは知れない様相である。
ホリスキーは父であるところの旧ホリスキーと同様にはクラシックを勝てなかったし、ディープインパクトの弟のニュービギニングは旧ビギニングであるところのブラックタイドより成績が良いとはいえない。やはり競馬という文化の中では、新より旧のほうが素晴らしいのではないかと思う。ただ、新潟競馬場に対する旧型競馬場であるところの三条競馬場は、なくなってしまった。
などという前口上はさておき、せっかく旧という言葉が出たので、前からやってみたかった「目黒記念」でおなじみの旧目黒競馬場跡を追う作業をやってみた。
目黒競馬場 - Wikipedia

跡地は住宅地化されているが、当時の外周道路の一部が路地となって残っている


東京都目黒区に、こんな感じできれいに外周道路の一部が残ってるんですよ。
これを、コースの3〜4コーナーあたりになぞらえてたどってみた。
スタート地点























いつかデジカメ持って歩いてみたい場所。
目黒競馬場で行われた「第一回東京優駿大競走」勝ったワカタカくらいなら、旧ダービー馬と表現してもいいのではないか。

*1:もう13年も前なのか……