アグネスタキオン急死と種付け頭数制限について。

タキオン急死 ”種付け頭数制限”は妥当性を持つか? - 馬券日記 オケラセラ

いわゆるセントサイモンの悲劇はどうか。日本では今、まさにサンデーサイレンスセントサイモンの道を辿りつつある。

なんかあったらセントサイモンって言っておけばいい、みたいな。グローバル化した近代〜現代競馬における、ダメマジックワードと化してるよなぁ。
現実的なラインとしてはスタリオンステーション側での自主的な頭数制限ってところだろうけど、それで「年間200頭だなんて異常だ」というファンが満足してハイお終い、めでたしめでたし、ならいいんだけどね。果たしてそれで喜ぶ人はいるのか?って話。当然その分種付け料は高く設定せざるをえないし「人気種牡馬の仔じゃないと売れないじゃないか!」っていう生産者側の意見もあるだろうし。
まあ、1000万×200頭で年間20億の商売を失った社台が一番痛いんだから、種付け頭数制限に本当に意味があるかどうかなんてのはちゃんと研究したりするんじゃないかな。それで本当に意味があるってんならちゃんと自主的に頭数を絞るだろうし、社台がそうだってんならって追随するスタリオンステーションも出てくるだろうし。
ファン感情としての「社台許せん、制限しろ」ってのはよく理解できるんだけれど、日本競馬の未来のために制限しろって意見があるとするなら、それも何様のつもりなんだよ、と思うわけなんですよ。来週あたりの競馬ブック読んだら、そんな意見の一つや二つ、載ってるかもね。