グラーネ、小倉未勝利1着(ミルコ・デムーロ騎手)

小倉競馬場へ行くわけにもいかず、中山へ行くには寒すぎる天候だったので自宅GCでなぜか両親と観戦。
前走でのパフォーマンスを見る限り、大出遅れさえしなければ力上位であることは確かだと思っていたので、スタートの瞬間が一番緊張しました。ほぼ五分に出た後、大外枠だったのでちょっと外に膨れ、そこからはゆるりと馬群に取り付いて外、外からの競馬。向こう正面で外から被せられるものの、折り合いをしっかりキープしながら3〜4角で進出、1頭内のディアデラバンデラが押して押してカーブを曲がっている大外から余裕の手応えで直線に向き、直線では完全に他馬と脚色が違うのを見て勝利を確信しました。そのまま最後は抑える素振りも見せつつ2馬身差でゴール。個人的な一口成績で言うと、中央では1年以上振りの勝利となりました。
この時期にあの内容で勝ち上がるのを見ると、来春に期待が広がりますね。
キャロットクラブ公式によると、無理はさせずしっかりと次戦を見据えるみたいなので、恐らくラジオNIKKEI杯など年内の続戦はなさげ。続戦であれば次は福寿草特別あたりでしょうか。
【2歳未勝利】(小倉1R〜3R) - ラジオNIKKEI

1着 グラーネ(デムーロ騎手)
「とても頭のいい馬です。いい感じで追走出来、前にいたディアデラバンデラと一緒に動いて行きました。その時、ディアデラバンデラがフラフラして、怖がったりもしましたが、直線いい脚を使ってくれました。もっと良くなると思います」


土曜は小倉競馬場: 報知競馬ブログ「現場発!POGブログ」

写真は3Rの未勝利(芝1800メートル)で勝ったグラーネ(牡、父ネオユニヴァース)です。デビュー3戦目で初勝利を挙げました。昨年、小倉で行われた芝中距離の未勝利では皐月賞4着になったデボネア、クラシック3冠すべてに出走したロッカヴェラーノ、短距離でものちに京阪杯Vのロードカナロア新馬勝ち。将来性豊かな素質馬が続々と初勝利を挙げました。今年も出世していく馬が出てくるのでしょうか。土曜に勝ったグラーネも楽しみな1頭に違いありません。「ベリークレバー。最後もしっかりと伸びていたし、これからもっと良くなるだろうね」と写真のMデムーロ騎手も高い評価を与えていました。それでは3Rの未勝利を中心にお伝えしたいと思います。

 さて、グラーネですが、内容のある勝ち方でした。16頭立ての大外枠からスタートして、道中は中団のポジションから追走します。向正面では前にディアデラバンデラを見る形。どちらも同じキャロットファームの馬です。白とグリーンの縞模様の勝負服が並ぶような感じで進められていきました。4コーナーにかけて、徐々に位置取りを上げて直線へ。最後は内のディアデラバンデラをねじ伏せるように伸びて、2馬身差の完勝です。レース後に笹田調教師は笑顔を見せていました。「強かった。新馬戦で1番人気に支持されたように、もともと素質があった馬。まだまだ、これからだけど、性格も大人になってきたので将来が楽しみ」と話します。今後については現段階では未定ですが、トライアルでの走りが見たくなるような好素材に違いありません。

13日はブライダルコーラス、18日にはドルフィンハートと期待のかかる出走が続くので、楽しみな一週間になりそうです。