安藤勝己はレースに集中しろ!と今更ながら感じるファンタジーS

タガノエリザベート、久しぶりにキレイなドンケツ強襲直線一気を見た気がする。やっぱり、逃げ馬と違って「キタ――(゚∀゚)――!!!!」感が違うのがいいね。差すか差されるかのドキドキも楽しいんだけれど、やっぱり脚色が一頭ずば抜けていて残り200くらいでまだ4、5番手なのに「勝った!」と思えるあの感覚はたまらないなぁ。この時期の京都の2歳重賞の後方一気というとやっぱりファストタテヤマの印象が強いからか、一番最初に思い出してしまった。
そして、2着ベストクルーズに乗っていた安藤勝己が、勝ったと思った横から変なのが突っ込んできたからだろうか、勝ち馬のほうをチラチラ何度も見ながら追っていて笑った。この人、競り合っていてもゴール板前でケツを上げることで有名なんだけれど、なんかもうああも横ばっかり見られると、安藤勝己は騎手ってよりも観客に近いポジションにいるんじゃないかと錯覚してしまう。まあ、今日のレースは勝ち馬の勢いがダンチで、かつ3番手も突き放した状態でのチラ見の連射なので、レース結果には影響なしだとは思うんだけれど、2歳牝馬の鞍上で決勝線手前で騎手がソラを使ってどーするのよ、と心配になってしまった。こりゃタヴァラ先生にステッキ入れてもらって、最後までビッシリ追ってもらわないとクセになるかもね。
さて。
問われるダート競馬の選択 ブルーコンコルド乗馬入り: 馬券日記 オケラセラ

むしろ、フェブラリーSを格上げする際、G1の価値が損なわれると危惧する意見もあったことを振り返ると、私などはこの短期間に良くダートの地位は向上したものだと感じる。かたや、最初からダートG1が林立するなかで競馬を見始めたファンは、同じG1なのに差別ではないのかと矛盾を感じ、あるいは「俺はブルーコンコルドをG1馬だと思っていない」(おはようからおやすみまで競馬を広げる)と”ダートニヒリズム”に陥ってしまうのかもしれない。

「最初からダートG1が林立するなかで競馬を見始めたファン」て。失礼な、フェブラリーHの頃から競馬見てますよ。ちょうどライブリマウントが交流競走を蹂躙しまくってた頃が、ダート重賞に関する最古の記憶かな。「ライブリマウントなんかよりアブクマポーロのが強いよw」という父親の煽りを真に受けて育った世代です。
キョウトシチーが強かった頃はダートへの興味がちょっと薄れていたけれど、当時からバトルラインとか大レース以外で物凄い着差でぶっちぎる馬が好きだったなぁ。
ダートグレード戦線が一番好きだったのが、アドマイヤドンゴールドアリュールがぶっ放してた時期かな、この頃はJBCも東京大賞典帝王賞も毎年楽しみに見ていた。ナイキアディライト×ビッグウルフ×ユートピアジャパンダートダービーとか見に行ったし。
ただ、別に当時からニヒリスト(笑)気取っていたわけじゃなくて、いつでも俺は交流G1を中央のG1とは差別して扱ってきたつもりなんだけれどなぁ。だからアドマイヤドンがルドルフやオペラオーに並んだとか思ってないし、ヴァーミリアンディープインパクトを超えたとも思っていない。「交流G1は中央G1と同等だと思っていない」という考え方なんだけれど、これが「ダートニヒリズム」なのかねぇ……。フェブラリー3連覇+JCD4連覇でもすりゃ、そりゃーオペラオークラスの評価するかもだけど。