2011年度JRA賞の少数派投票を覗いてみる
「２０１１年度ＪＲＡ賞」決定！年度代表馬はオルフェーヴル号！ - JRAニュース
今年もこの時期がやってきました、JRA賞。年度代表馬オルフェーヴルを始め、個人的には全部がまあ妥当かなと思う結果になったのですが、やはりありますね、「なぜこの馬に投票したのか？」という少数派な投票が。ご丁寧にJRAがその記者投票の内訳をPDFで公表してくれているので、中身を見てみましょうか。
年度代表馬 ヴィクトワールピサ１票
日刊スポーツの岡山俊明氏による投票。クラシック３冠＋有馬記念を勝ったオルフェーヴルがいるのに、ドバイワールドカップしか勝ってないヴィクトワールピサに投票するなんて何事だと思うのはわかるけど、私もあのドバイでの勝利を映像で見ると今でも目頭が熱くなるので、この投票には一定の理解ができる。エルコンドルパサーの歴史もあるわけだし、海外で目覚しい活躍をした馬に票が入るのはなんら不自然なこととは思わないかな。
ただ、この人は単にオルフェーヴルが嫌いなだけみたいなので、こういう投票の仕方が許せないってのもあるんじゃないかな。満票での年度代表馬受賞には「この馬好きじゃないけど、それでもしょうがない」と全員が納得するだけの圧倒的な実績が必要ってことか。
グランデッツァが強い／札幌２歳Ｓ - 日刊スポーツ・今日の極ウマ
戦後の３冠馬はすべて春２冠とも１番人気だった。皐月賞の前から、３冠を予感させるオーラがあった。オルフェーヴルは皐月賞４番人気。アンチとしては徹底的に歯向かいたい。もちろん菊花賞も◎を打つつもりはない。ウインバリアシオンは本番を見据えていいステップを踏んだ。逆転がある。札幌２歳Ｓも注目。グランデッツァが強い。（岡山俊明）
食事までおごらされて傷心／天皇賞 - 日刊スポーツ・今日の極ウマ
アンチ・オルフェーヴルを掲げた当方としては、菊花賞はこうべを垂れるしかない。心も財布もこてんぱんにやられ、Ｔ部長には食事をおごらされる羽目になった。最高級の◎ウインバリアシオンと○トーセンラーのワイドが７４０円もつくなら、買い方を間違えたか…。傷心で臨む天皇賞は、ファンを裏切らないブエナビスタに頑張ってほしい。（岡山俊明）
最優秀２歳牡馬 オーブルチェフ１票
競馬研究の五十嵐友二氏による投票。一番格の高い朝日杯を勝った馬が順当に受賞するべき、という空気の中で全日本２歳優駿の勝ち馬への投票を敢行。確かに北海道２歳優駿も全日本２歳優駿もどちらも強い内容だとは思ったけど。確かにどうせアルフレードが受賞するんだろという部門ではあるが……。
最優秀２歳牝馬 アイムユアーズ２票
日刊競馬の黒津紳一氏と会友（元福島民報社）の谷上泰正氏による投票。アイムユアーズは確かに重賞戦線で常に上位の結果を残し勝ち鞍もあるわけだけど、ジョワドヴィーヴルに阪神ＪＦでコテンパンにされちゃっているのになぁ、というところに飛び込んできた２票。この谷上泰正氏、今年は他にもフェブラリーＳ＆ＪＣＤ勝ちのトランセンドがいるのに最優秀ダートで該当なし、最優秀３歳牝馬も該当なし、最優秀短距離も該当なしという暴れっぷり。ぶっちぎりじゃないと認められない人なのか？と思いきや、この人は過去に最優秀ダートでメイショウトウコンに投票したことがあり、もう何とも好き勝手。恒例の「真面目に投票する気ないなら権利を俺によこせ」と言いたくなる投票。
最優秀４歳以上牡馬 アーネストリー１票
非公開希望者による投票。グラス最強！
最優秀短距離馬 トランセンド２票
報知新聞の椎名竜大氏、夕刊フジの水谷圭助氏による投票。そう、今年もやってくれた報知新聞の椎名竜大氏。最優秀短距離馬といえば彼、去年は単独でブエナビスタに票を投じtwitter上で深夜まで激論していた。トランセンドに票が入っているのを見て、ひょっとしたらまた椎名竜大氏なんじゃないかと思ったら、ドンピシャでしたね。確かに、フェブラリーＳも南部杯も1600メートルの距離なので、気持ちはわからないでもない。
番外編・柏木集保氏の最優秀４歳以上牡馬 トーセンジョーダン
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