2015年牡馬クラシック賞金争い〜きさらぎ賞まで

共同通信杯終了時点の記事を更新しました

http://d.hatena.ne.jp/americanboss/20150216/p1

きさらぎ賞終了時点での、賞金ランキング

順位 馬名 収得賞金 賞金加算オープン競走
1 ダノンプラチナ 4400 朝日杯
2 シャイニングレイ 3650 ホープフル
3 ベルーフ 2750 京成杯
4 ベルラップ 2500 京都2歳
5 グァンチャーレ 2250 シンザン
6 タガノエスプレッソ 2200 デイリー杯
6 コメート 2200 ホープフル2着
8 クラリティスカイ 2000 いちょう
8 サトノクラウン 2000 東スポ
10 ミュゼスルタン 1900 新潟2歳
11 ブライトエンブレム 1900 札幌2歳
12 ダノンメジャー 1850 野路菊、京都2歳2着
13 コスモナインボール 1700 アイビー
14 アヴニールマルシェ 1650 新潟2歳2着、東スポ杯2着
14 ポルトドートウィユ 1650 きさらぎ2着
16 アダムスブリッジ 1400 若駒
17 エイシンライダー 1200
17 ヴィオ 1200 ききょう
17 マイネルサクセサー 1200 クローバー賞
17 ケツァルテナンゴ 1200 中京2歳
21 ブラックバゴ 1150 京成杯2着
21 ロードフェリーチェ 1150 シンザン2着
23 アッシュゴールド 1100 デイリー杯2着
24 ネオルミエール 1050 いちょう2着
25 マイネルシュバリエ 1000 札幌2歳2着

収得賞金901万円以上の馬を掲載。アルマワイオリアーリントンカップを予定しているため、マイル路線と判断し除外。

ルージュバックきさらぎ賞で強い勝ち方をしたものの、皐月賞・ダービーに出走するにはクラシックの追加登録料が必要なため、恐らく桜花賞オークス路線に回るはず。
とりあえず現状を確認すると、皐月賞は優先出走以外の出走枠が10のためミュゼスルタンブライトエンブレムの2頭で1枠を争っての抽選という図式ということになる。ダノンメジャー以下は今のところ除外対象のため、皐月賞に出走するためには更なる賞金加算が求められるということに。

今後の賞金加算イベント

トライアルを除く賞金加算が可能なオープン競走は、残りが共同通信杯(G3)、アーリントンカップ(G3)、すみれS(OP)、毎日杯(G3)の4つ。G3がそれぞれ1着1750万&2着750万の賞金加算となり、OP特別のすみれSは1着で1000万の賞金加算となる。G3の各レースの勝ち馬は1750万に初勝利の400万をプラスして自動的に2150万以上の収得賞金となるため、2150万未満の馬は3頭分繰り下げとなり、単純計算では2000万のクラリティスカイサトノクラウンから「除外対象」になる。

順位 馬名 収得賞金 賞金加算オープン競走
1 ダノンプラチナ 4400 朝日杯
2 シャイニングレイ 3650 ホープフル
3 ベルーフ 2750 京成杯
4 ベルラップ 2500 京都2歳
5 グァンチャーレ 2250 シンザン
6 タガノエスプレッソ 2200 デイリー杯
6 コメート 2200 ホープフル2着
8 共同通信杯1着) 2150以上  
8 (アーリントンC1着) 2150以上  
8 毎日杯1着) 2150以上  
11 クラリティスカイ 2000 いちょう
11 サトノクラウン 2000 東スポ

もちろんトライアルの結果がすべて賞金上位以外で優先出走権を占めるという、いささか非現実的な想定ではあるのだけれど、数字上は2歳秋の重賞勝ち馬でも皐月賞を除外される可能性は考えておいたほうが良いと思う。

皐月賞トライアルでの権利争い

トライアル競走の結果を疑似的に入れてシミュレーションしてみよう。賞金上位各馬のクラシックに向けてのステップレースも出揃ってきているため、ある程度現実に近いシミュレーションになるはず。

賞金上位が大挙して出走する弥生賞の3着までを賞金上位、スプリングSは3着以内のうち2頭を賞金上位、若葉Sは現状賞金が足りそうな馬の出走予定がないため2着以内までを賞金が下位の馬だった場合の皐月賞の出走馬を下表に出してみた。


出走枠 馬名 賞金 次走
1 弥生賞1着 シャイニングレイ 3650 弥生賞
2 弥生賞2着 ベルラップ 2500 弥生賞
3 弥生賞3着 グァンチャーレ 2250 弥生賞
4 スプリング1着 ダノンプラチナ 4400 スプリング
5 スプリング2着 ベルーフ 2750 スプリング
6 スプリング3着 賞金上位以外    
7 若葉1着 賞金上位以外    
8 若葉2着 賞金上位以外    
9 賞金順 タガノエスプレッソ 2200 弥生賞
10 賞金順 コメート 2200 弥生賞
11 賞金順 共同通信杯1着 2150  
12 賞金順 アーリントン1着 2150  
13 賞金順 毎日杯1着 2150  
14 賞金順 クラリティスカイ 2000 弥生賞かスプリング
15 賞金順 サトノクラウン 2000
16 賞金順 ミュゼスルタン 1900 スプリング
17 賞金順 ブライトエンブレム 1900
18 賞金順 ダノンメジャー 1850 共同通信杯
19 除外 コスモナインボール 1700 共同通信杯
19 除外 アヴニールマルシェ 1650 共同通信杯
19 除外 ポルトドートウィユ 1650  
19 除外 アダムスブリッジ 1400  
19 除外 エイシンライダー 1200 毎日杯
19 除外 ヴィオ 1200 アーリントン
19 除外 マイネルサクセサー 1200 共同通信杯
19 除外 ケツァルテナンゴ 1200 アーリントン
19 除外 ブラックバゴ 1150  
19 除外 ロードフェリーチェ 1150 毎日杯
19 除外 アッシュゴールド 1100  
19 除外 ネオルミエール 1050 アーリントン
19 除外 マイネルシュバリエ 1000  

アーリントン1着と毎日杯1着が出ないとしても、1650万のアヴニールマルシェポルトドートウィユの抽選ということに。個人的な推測では、恐らくこの初勝利+500万下+重賞2着の1650万が皐月賞の出走賞金ボーダーのギリギリのラインだと考えていて、これを下回る賞金の馬はどこかで積んでおくか、トライアルでの一発回答が求められることになる。また、1650万の馬もトライアルがちょっと荒れると一気に除外圏内に突入してしまうため、皐月賞出走を考えているのであればそれ以上に積んでおきたいところ。

ダービー戦線となると更に過酷な争いとなることが予想される。個人的予想では2400〜2650万程度がダービー出走賞金ボーダーと踏んでいるので、それより賞金を積めていない馬は何とかして権利を得たいところ。ダービーを勝つには、まずはゲートに入らねばならない。

2/16追記

3歳G3で1着となった際の収得賞金が1750万として計算されていますが、正しくは3700÷2の1850万です。気づいた時には共同通信杯が終わっていて記事自体が賞味期限切れとなってしまったため、本記事内での訂正はしませんが、間違っていたことをここでお詫びします。申し訳ありませんでした。