オールカマーと神戸新聞杯の反省など

天候

この日の中山競馬場は、昼頃までは晴れていたものの、特別レースが始まるくらいには雲に覆われてメインレース時間帯には完全に太陽が隠れていた。元々日陰になる時間帯とはいえ、曇るとやっぱり暗くなる。

産経賞オールカマー

ドリームジャーニーと池添謙一騎手@オールカマー
「池添@ドリームジャーニーは大外決め打ちで飛んでくるから狙いやすい、けれど大外一気は近いし通りすぎるスピードが速いから心してかかれよ」
そんなアドバイスを元に、一眼買ってから初めてG1ホースを狙ってみた。個人的な好みで言うと、蹄までピタッと止めた写真で全体がバランス良く写ってるのが好きだから、上の写真はかなり失敗の部類。もちろんトリミングしたりすりゃーいいじゃんってのはその通りなんだけれど、最初からトリミング前提だと面白くないような気がするし。大外決め打ちのドリームジャーニーを、同じく決め打ちで狙ってたのに目前に来た瞬間に全然寄れてない。お前の持ってるレンズの望遠性能は一体何のためにある? 「逃したくない」「失敗したくない」そんなチキンな考えで寄ることが出来ずに引いて撮ってしまった俺のハートに喝ですよハリさん。これはメッシュ関口も喝を煽るよ、ウザイぐらいに「これは喝じゃないですか?」とか親分煽るよ。
設定はシャッタースピード1/400、ISO3200のF8.0。もう少しシャッタースピード上げても良かったね。しかし、曇りの日の競馬場の難しさを思い知った。刻々と変わる明るさ、暗くて上げられないシャッタースピード。本当にきつい。
レースは大外決め打ちのドリームジャーニーが外から突っ込んでくるものの、内から伸びたシンゲンが急追凌ぎきって復活勝利を飾る。ドリームジャーニーは斤量が堪えたのか2着に終わるが、去年とレースっぷりは大きく変わらないので、秋のG1でも好勝負を期待。太厩舎期待の星・ミステリアスライトは重賞初挑戦でも人気を集めていたけれど、準OP上がりでいきなりトップレベル相手では壁は高かったか。

神戸新聞杯

5F通過が63.1、8F通過が100.1、上がりが3F33.8、4F45.8とドスローの上がり勝負。この展開になったら、同じくドスローを抜けだしたダービー上位2頭に他の馬が追いつけるわけがなく、最後は2歳王者ローズキングダムとダービー馬エイシンフラッシュのマッチレース。ダービーとは逆に、今度は先に前に出たローズキングダムエイシンフラッシュの猛追凌いで朝日杯以来の勝利。上がりも2頭揃って33.3、この2頭は本当に強い。3着ビッグウィークは3〜4角で外からマクられたものの焦ってペースを上げることなくじっと我慢、一旦直線再度抜け出るシーンを作ったものの、そこから前2頭に追いすがることができずなんとか3着を確保、力の差が如実に現れた格好に。
菊花賞本番ではヤマニンエルブがある程度のペースで逃げることが予想されるが、マークが集まるのは当然エイシンフラッシュローズキングダム。乗る騎手もヤマニンエルブに蛯名、ローズキングダム武豊*1エイシンフラッシュ内田博幸と、このあたりの駆け引きはかなり面白そう。見ごたえのある菊花賞になりそうで、今から楽しみ。

新馬戦・アッパーイーストVSシャイニンロミオ

下馬評ではシャイニンレーサーディープインパクトの仔でカズヲ厩舎のシャイニンロミオが一番人気。ただアッパーイーストもなかなかの評判馬。レースは3角外から追い通しで直線先に抜け出したアッパーイーストを追いかけるように外からマイネルトゥモロー、それを更に外から仕掛けが遅れて坂で一気に加速するシャイニンロミオが捕らえる。
シャイニンロミオ 新馬戦2着
ここからシャイニンロミオが前のアッパーイーストを猛追して、完全に差し切るかという勢いだったものの決勝線では首の上げ下げでアッパーイーストに軍配。上のシャイニンロミオの写真も勝ち馬のものではなくなってしまったわけであった。まあ傾いてるし、写真としては美しいものじゃないんだけれど。
これがシャッタースピード1/1250、ISO1250のF8.0。ちょっと感度上げすぎて画が明るすぎるかな、シャッタースピードはだいたいパキッと止める時の今のところの自分標準が1/1250なのでこんなもん。晴れてるとこの設定で撮れるから楽しくてしょうがない。

外房特別

個人的には、前走でヤマニンエルブの2番手からそのまま粘り込んで、春開催でもちょくちょく狙っていたスイートブレナムに注目して見ていたんだけれど、直線決め手を欠いて5着。もうちょい早めに仕掛けてロングスパートから粘り込む競馬を期待していたけれど、コーナーではまだ持ったままだったなあ。馬は最後まで止まってないだけに!タクマァ!
さて、そんな外房特別で偶然にも3枚ほど面白い写真が撮れた。

4頭一線

4頭一線!その1
4頭一線!その2
まずは上の2枚。4頭が一線で叩き合うシーン。一線の「線」がピッタリ並んで、それが位置によって傾いていくのがわかる2枚。ただし構図的には失敗で、こういう画はもっとちゃんと全体的に馬が左に寄っていないとダメ。トリミングして左側削りたい。精進精進。

蹄鉄が外れる瞬間

蹄鉄が外れる瞬間
これはかなり決定的な瞬間が捕らえられている。一番外の馬の右前脚の蹄鉄が外れているのが写っていると思う。前に脚を投げ出す動作で、勢い余って外れてしまったのだろう。これは家に帰って写真を整理してて初めて気づいた。ビックリした。こんな瞬間が写ることもあるんだと思うと、もっともっと写真をたくさん撮りたくなった。

日曜感想

馬券的には伊藤工真にトーセンルーチェの単勝を飛ばされたり、スイートブレナムの複勝が「惜しくも」残りきれなかったり、枠連8−8を買ったりYou(福永"You"一、川田"You"雅、武"You"たか)&Me(Meゆき英明)馬券だなんだと馬鹿な馬券買ってるうちに敗戦。しかしまあ、やっぱり現地でぎゃーすか騒ぎながらラチ沿い張り付いて写真撮ってりゃ楽しいに決まってる。

次週展望

例によって太一騎手の騎乗予定に左右されるものの、とりあえず土曜日は今のところ引きこもる予定。日曜は朝から中山かな。らんぶる☆じゃんぬの出走が札幌なので、特に気合が入ってる馬はいない。レアなグリーンバーディーとかでも狙ってみるかって程度。
天気は土日とも曇りなので、またもや厳しい戦いが予想される。
ちなみにその次の週、府中開幕週の開幕日には初出資馬のデビュー戦が東京競馬場で予定されている。口取り申し込まないと!

*1:トライアルをあんな強い競馬で勝っちゃったら「アロマカフェ乗ります」とか言えませんよね、豊さん